固定資産の減価償却の方法、今回から解説するのは「生産高比例法」。
前回までで解説した「定率法」と「生産型比例法」が固定資産の単元で出てくる減価償却方法となります。3級でやった「定額法」とは違い、「定率法」は減価償却する速度が変則的だった。「生産型比例法」ってのはどうなのかというと、やっぱりこっちも変則的。
2級の減価償却方法はどれもこれも変態なのだ(ズビシィ!!)
生産型比例法は、固定資産の使用度によって減価償却費を決定することができる方法
出てきた瞬間に変態キャラ付けが完了した「生産型比例法」。
ではさっそく「生産型比例法」とは何か定義していこう。
生産型比例法とは、固定資産をどれだけ使用したかによって減価償却費を決める方法のこと。
今までの減価償却方法と違う点としては、減価償却を使用度によって行っている点。定率法も定額法もグラフに起こして見れば綺麗な線になったけど、生産型比例法はそのあたりも不規則。たくさん使った年はたくさん減価償却して、ちょっとしか使っていない年はちょっとだけ減価償却する。使用度に比例するような減価償却方法。ゆえに変態。
けれど、減価償却の定義が「固定資産を少しずつ費用化すること」だったことを考えれば、一番理にかなった減価償却方法といえるね。合理的な変態。
これは予断だけど。その特殊な性質故に、生産型比例法は自動車など限られた固定資産にしか用いることができない。局地的な変態。
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