鳥頭奮闘記

「3歩で忘れる鳥頭」と称された管理人が送る備忘記録。人生って常に修羅場。

【簿記試験前企画】簿記2級を合格するためにやっておくべきこと

 

簿記2級の試験に合格しないのだがどうしたらいい?

 

友人からそんな相談があったのが10ヶ月ほど前でした。新卒から経理職に就いている友人です。簿記の知識はちゃんとあるにも関わらず、なぜか合格できない。そんな現状を打破するための助言をしてみました。

 

最近になって、その友人から「連絡忘れてたけど簿記合格したわ、あんがとよ」と連絡が来たので、これを期に「なぜか試験に合格しない人のための試験対策方法」を特集します。

 

内容は主に、友人に助言したことをまとめた備忘記録となります。ゆっくりしていってね

 

 

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簿記2級の試験を合格するために必要なこと

試験前はそこそこ手応えがあるにも関わらず、試験に合格しない人は、恐らく戦略の立て方が悪いのではないかと感じています。

 

自分の得意分野、不得意分野を理解していますか?そしてそれに基づいて戦略を立てることができていますか?

 

「戦略?何それ必要なの??」

そう思った人はこれからの記事が何かしらの参考になるかもしれません。

 

計画的な点数の取り方

先に簿記2級の試験の概要を振り返っておきましょう。

 

試験は100点満点。

制限時間は120分。

設問は大きく分類して5つ。すべて配点は20点となります。

そのうち3つが商業簿記(60点)。2つが工業簿記(40点)。

70点以上で合格となります。

 

設問の内約は

問1:仕訳問題(5問)

問2:伝票や帳簿の記帳に関する問題

問3:財務諸表の作成など

問4:原価計算とか

問5:原価計算、損益計算書を絡めた問題など

 

問3・4・5はボリュームがある問題が出題されます。どんな問題が出題されても、なかなか労力を食う感じになります。これらの問題に対して全部等しく労力を注いで、共倒れになるケースは多いようです。

 

すべての設問で7割取ることを目指すのではなく、捨てるところは捨てて、点数を稼ぐところは稼ぐ。そんな戦略をとるべきです。

 

 

試験問題を解く順番決め方

過去問を解いて得られた体感を次の表に当てはめてみましょう。

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取得できる点数と時間の関係を表した表です。主観で構いませんので以下の語句が入ると思われる箇所を考えてみてください。

【仕訳・精算表・伝票・特殊仕訳帳・財務諸表・本支店会計・原価計算・損益計算書(工業簿記)・部門別配賦表】

 

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自分がどの分野を苦手だと思っているか。それがこの表でわかります。この表を元に試験までの戦略を立てて行きましょう。

 

 

得意不得意・時間配分によって解く順番を決めよう

上記の表の中の赤い部分に関しては、点数が見込めて、解く時間も掛からないと感じている問題です。これについては後回しにします。

 

また青の部分は、時間はかからないが点数も見込めないので、捨て問になります。ここは問2にあたる伝票系統の問題などが該当することが多いですね。

ここは部分点を狙いに行く方針で問題ないと思います。管理人も5割ぐらいしか取れていませんでしたが、合格しました。無理矢理対策に時間を割かず、他の問題を優先することをオススメします。

 

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 作戦が必要なのは黄色の部分、時間を掛けたら点数が見込めるゾーンの問題です。このゾーンに来る問題を最初に解いておくようにしましょう。あとからやべべべ!っと時間がない中、解いてケアレスミスとかしたらもったいないです。

 

この問題が解けたら、その下。時間が掛かるが点数が見込めないゾーンの問題です。簿記の問題は部分点を稼ぐことができます。全門正解は無理でも、解ける問題は早めに解いていくようにしましょう。

 

理想を言うと、この部分はないことがベストです。出題されても全くお手上げ状態であれば正直まずいと思います。このゾーンに問3・4・5に出題されるような科目が出てくると、他の設問で満点が取れたとしても合格が厳しいからです。

満点は無理、でも0点とかは取らない。と言える程度まで仕上げておきましょうね。当たり前ですね。

 

解いている最中、わからない問題があった場合、深入りしないこと。悩む前に時間が掛からない系統の問題を解いておき、残り時間を全部使えるような体制を先に作ってしまいましょう。

 

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おさらいすると解く順番は

【時間は掛かるが点数が見込める】

【時間は掛かるが点数が見込めない(わかるところだけ)】

【時間は掛かるが点数が見込めない(捨て問題)】

【時間は掛からないが点数が見込める】

【時間は掛かるが点数が見込めない(わからなかったところ)】

です。

 

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管理人の場合は、工業簿記が得意だったので

問4→問5→問3→問2→問1→問3 

この順番で解きました。

 

友人は経理の実務経験があったため問2を得意とし、工業簿記を苦手としていることから

問3→問4→問5→問1→問2→問4・5

という順番で解いたようです。

 

一度ぐらいは予行練習として模擬問題を解いてみたほうがいいと思います。 

確実に点数にできそうなものは最初に解いておく。これが簿記の試験の鉄則です。

 

 

簿記2級の試験までにやっておくべきこと

簿記の試験日までもう一週間を切っています。

ここまで来たら合格したい!そう息巻くあなたへ最後の追い込みのお供にと思い、この記事を書きました。

 

実力がしっかりあっても試験に合格できない人がいます。 それはもしかしたら戦略が立てられていないからかもしれません。自分の実力を分析し、それに見合った対策を立てることで結果が変わるかもしれません。

 

ぐっとらっく。

 

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