鳥頭奮闘記

「3歩で忘れる鳥頭」と称された管理人が送る備忘記録。人生って常に修羅場。

成長してない気がする人へ。自分が成長しているかわからない人にしてほしいひとつの質問

 

社会人になって「成長」というキーワードを滅茶苦茶意識するようになった鳥頭です。ごきげんよう

 

「成長」ってふわっとした単語なんですよね。解釈しだいで毎秒成長していると思うときもあれば、ここ一年間ぐらいずっと足踏みしているように思うときもあります。「成長」という言葉の定義をしっかり持っていない限り、「今自分は成長できているのだろうか」と疑心暗鬼になってしまうものだと思います。管理人もその一人でした。

 

自分が成長しているかどうか、ちゃんと知る方法ってないのかな・・・と考えていたところ、しっくりくる答えが見つかったお話。ゆっくりしていってね

 

 

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成長とは、自分自身の変化そのもの~何をしたかではなく、どう変わったか~

先述の通り「成長」という言葉は解釈しだいで大きく形を変えます。

 

例えば「知識を得る」ということを、とある人は「成長」だと言い、別の人は「単に知識を得ただけ」と言うかもしれません。得た知識がどんなものかにもよるけれど、同じ事象が起こったとしても、それを「成長」と呼ぶか否かは人によりけりです。

 

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だから、自分が成長しているか知りたかったら「〇〇をしたから成長できた」というように、やったことを重視して結論を出すのではなく、「自分の変化」に焦点を絞る必要があるわけですね。

 

では。自分自身にこんな質問を投げかけてみてください。 

 「これまであなたが一番苦労したこと、辛かったことを一つ思い出してください。今全く同じ状況に直面したら、あなたはどうやってそれに立ち向かうでしょうか」

 

辛い経験をしてきたから、成長しているはずだと思い込んでいた話

鳥頭の大学の頃の話です。

 

大学生のときにサークルの幹部を任されていました。

所属しているサークスは、伝統で先輩が引退するときに指名される形で3人の幹部が選ばれることになっていました。サークルをまとめる裁量のある人や、盛り上げ役なんかが選ばれる可能性が高い気がしますね。

 

リーダーシップも人望もなかったためぶっちゃけどこ吹く風な鳥頭でした。

・・・こういう奴に限ってなんでか選ばれてしまったんですよね、はい。もうこれは前任の幹部会議で先輩がトチ狂ったか、あみだで決めたか、泥酔しながら決めたかだと思っています。鳥頭まさかの指名を受けるorz

 

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びっくりしたものの

「まあ決まったんならやるけどー」

と軽いノリで引き受けた幹部の役職でした。しかし実は同級生に幹部になりたかった勢がいたようです。

 

端的にいうとそこから一年間ぐらいずっと嫌がらせを受け続けていました。流石に大学生にもなると物を隠すとかいうレベルのことはしなかったので実害はなかったけれど、あることないこと陰で捲くし立てられ、気が付いたら女子の集団から敵として認知され、潰す対象とされていました。

広がりが早くて繋がりが無駄に強固。だから嫌なんだよな女の子の集まりってのは。

 

そもそも幹部になりたければ先輩にアピッとけとか、嫌うならちゃんと自分を見てから嫌ってくれとかいろいろ言いたいことはあったけど、特にアウトプットするわけでもなく、弁解もせず、誤解を解こうとすらせずに1年を過ごしました。

 

もうね、なかなか大変でしたよね。

大学生になってまでこういうのレベル低すぎだろってことばかりでしたよ。されたことはスルーを決め込んでたけどね。今思えばいじめだったんじゃないか、あれ。

いじめって単語は当時全く思い浮かばなかったけど、人間不信のひとつやふたつ拵えましたよね。辛いとか苦しいとか言う前に、滅茶苦茶面倒でした。

 

それでも一度引き受けたことだから、と幹部として次世代に引き継ぐまではサークル運営に携わりました。

女性陣からは呼吸するような自然さで嫌われていたと思うけど、その他の層や先輩からは支持されていたということもあり、ちゃんと後輩にバトンを渡すまで仕事を全うできました。

 

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いろんなことを考えたし、いろんな感情にも触れました。誰にも助けてとは言わなかったし、一人きりでもつぶされることもありませんでした。

耐えるようにすごした一年だったけど、奥歯をかみ締めた分、きっと成長したと思っていたんですよね。

 

時は流れて就職してから半年ちょい。うつになる少しだけ前、同じ持ち場の先輩からやたら嫌われていることを察しました。

同時に、異動で信頼している上司が持ち場から離れることになったことを聞きました。一気に担当している場所が四面楚歌な環境になりましたよね。

 

うわーい、絶望感☆

フラッシュバックする日頃の行いと過去の経験。事態がよくない方向に進むだろうことは明白でした。

 

いくら自覚症状はないとはいえ、呼吸をするようにほいほい敵を作ってしまうところは、もういい加減自分が悪いと諦めるしかありません。他人にやっかまれる何かを自分は持っているのでしょう。人員に困っている会社の状況からして上司の異動も仕方ないことでした。支えてくれそうな人に心当たりはあるけれど、心配掛けるのも、重いと思われるのも嫌でした。

 

結局、自分では何もしないことにしました。

今回も耐えるという選択をしている自分がいました。

 

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そのときにやっと気が付いたのです。「あれ、もしかして大学の頃と同じことを繰り返してるのか?」と。

 

このまま耐えるのが辛いことをすでに知っているのに。今からどんなことが起こるかもわかっているのに。なんで自分は何もしようとしないんだ?

 

そのときに自問自答した問いがこれです。

「もう一度、大学のサークルやってた時代に戻れるとしたら、自分はその一年をどう過ごしただろう」

 

あのとき「成長」していたのなら、二度も同じ思いをしないために何かしら行動しようと思えるはずだろう。そう思って考えてはみたけれど、もう一度同じことが起こっても自分は同じように耐えるのかもしれません。もしも時間を戻せたとしても、ただ、耐えるのでしょう。

 

・・・自覚せざるを得ませんでした。自分はあの頃から何一つ成長していないのだと。 

 

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いつも同じ壁で躓いているんじゃないですか?

「成長」=「今までと違う行動ができること」。この式は必ずしも成り立ちません。

 

けれど、「成長」した自分と過去の自分。そこに差異があるなら、違う結論を出すはずです。

少年ジャンプとかで主人公が一度瀕死になった攻撃を「二度も同じ技はくらわねえ!」と避けている感じ、ああいうのが成長だと思うのです。同じ敵に挑んで、同じ負け方をしているのに、成長もくそもないのです。

 

そのことに気が付いてからしばらく愕然としました。

 

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自分のキーワードに「成長」をクローズアップし、自分の成長をひたすら追いかけるようになったのは、それからです。

 

自分はちゃんと違う道を選べる人間になっているのだろうか。昔の自分と同じ根拠で、同じ道を選ぶ人間にはなっていないだろうか。

あなたも一度考えてみてください。今のあなたは、過去の辛い経験を再体験したとき、どうやって乗り切るでしょう。

 

あなたは、そのときと同じ事をしてしまう人ではありませんか?

 

 

成長とは、次に活かせるように経験を自分に落とし込むこと。辛い思いをすることじゃないよ。

がんばること

苦しいときを耐えること

辛い思いをすること

失敗すること

叱られること

後悔すること

 

これらはすべて「成長」とイコールにはなりません。

「成長」したかどうかは、経験を自分の中に落としこみ、次の行動に活かすことができるかどうかです。辛い想いや、苦しい経験そのものに意味などないんです。

 

それを過去の鳥頭は盛大に勘違いしていたわけですね。がんばったから、その分成長しているはずだと信じていました。

 

違うんですよね。

 

自分の成長をはかりたいなら、もう一度、自問自答してほしい。

 「これまであなたが一番苦労したこと、辛かったことを一つ思い出してください。今全く同じ状況に直面したら、あなたはどうやってそれに立ち向かうでしょうか」

 

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