あなたの職場に「なんでも自分でやってしまう人」はいませんか?
気が付いたら仕事を抱えこみ、一人でいつも忙しそうにしている人。管理人の職場にはいます。
その人が過剰に仕事をやってしまうことで他の人に全然仕事が回ってこないんですよね。繁忙期ならともかく、閑散期でもそんな感じです。
中には「このタイミングにこれを進めるのは早すぎるって・・・」と思う仕事もあります。やらなければならないことがなくなると、その時に手をつけるべきではない仕事にまで手を出す。。そうまでして自分の仕事を抱え込む人、いるんですよね。。
サボっているよりマシ的な感じで問題視されないことが多いこういうタイプの人・・・正直個人的には、めっちゃ迷惑してるんですけども。
本日のテーマは「何でも自分でやってしまう人の心理」です。この類の人の性格を、人間観察を元に、分析してみました。
- 全部自分でやりたい人の考え方その1:自分でやったほうが早いと思っている
- 全部自分でやりたい人の考え方その2:「頼る」ことに罪悪感を感じる
- 全部自分でやりたい人の考え方その3:他人を信用していない
- 全部自分でやりたい人の考え方その4:暇な時間の過ごし方がわからない
- まとめ
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全部自分でやりたい人の考え方その1:自分でやったほうが早いと思っている
まずこのタイプは、他人に仕事を振ることをよしとしません。
なぜなら、その方が時間がかかるからです。
他人に仕事を振るとなると、指示をする手間がかかる。完成に齟齬が出ないように、説明して、わからないことをその都度相談を受けて、完成したものを確認して。。と、この過程が嫌だと思っているのでしょう。だから一人で完結させることを選んでしまうのです。
・・・まあ、気持ちはわからなくもないです。確かに、ミスが起こるのって認識の齟齬とかが原因だろうから。
仕事を他人に振る過程の面倒さと、リスクを加味した結果、「自分でやろう」と言う結論になるんでしょうね。
短期的な仕事ならいいですが、長期の仕事でそれをやると、関連の仕事ももれなくやることになるから、ますます忙しくなります。忙しい人と暇な人の格差がどんどん開いていく要因ですね。
この考え方は、一見合理的にも見えますが、後続の人が育たない、組織クラッシャーな思考なんですよね。。
全部自分でやりたい人の考え方その2:「頼る」ことに罪悪感を感じる
このタイプの人は、自信のなさ故に、他人を頼ることができません。
「私ならこれぐらいの仕事量はこなせて当然」と言わんばかりにプライドが高く、他人に頼ることを「ダメなこと」と捉えている節があります。
「人に頼ってしまう=自分だけで仕事を処理しきれなかった=自分は無価値」
みたいなカオス方程式を無意識に組み立ててしまうような側面があるのです。見る人からみれば、とことん不思議な性分でしょう。
このタイプの人が囚われているのは、「しっかりしている自分」にしか価値がないと言う思い込み。そして、人に頼ってしまった瞬間、自分の価値がなくなるような、自己肯定感の低さです。
そんなネガティブな思考から逃れるように、目の前にやるべきことを積み上げた結果、「何でも自分でやってしまう人」が出来上がるわけですね。少なくとも、価値を生み出す行動(=仕事)をしている間は、自分の無価値観に気がつかなくてもいいんですから。
仕事を抱え込むのも一種の現実逃避、というわけです。
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全部自分でやりたい人の考え方その3:他人を信用していない
この手の人は、他人の仕事を信用しきれません。
他人に頼んでも、正確な仕事がされているかわからない。仕事を依頼した相手が意図と違う仕事をしてきたら、修正を頼まないといけない。それがさらに時間のロスに繋がって。。という「面倒スパイラル」が、彼らにとって一番忌避するべき事態なのです。
自分で何でもやってしまう人は、他人の手が介入することで、仕事の正確性が損なわれることが嫌なんですよね。
だから自分で全部やろうとするわけです。
誰かが手伝おうか?といったところで、この類の人にはありがた迷惑にしかなりません。
全部自分でやりたい人の考え方その4:暇な時間の過ごし方がわからない
仕事を抱え込む人は、手の空く時間が苦手です。
この類の人は、常に何かに追われている人です。何かを生産していないと、自分の価値そのものが揺らぐような気がする。そんな、いささか自信のない人と言えるかもしれませんね。
いざ暇になったら余計なことばかり考えてしまってネガティブ思考に入ってしまう人っているんですよね。
何もやっていないと、他人に気を回して行動し、後々「お節介だったかもしれない・・・」と後悔したり。やるべき仕事が見つからず、かといって「ならダラけるか!!」という思考もできず、オロオロしたり。自分ができないことの多さに途方にくれたり。
・・・まあ、面倒な気質をお持ちな感じですねw
彼らはじっとしていると哲学スパイラルに落ち込みます。それはもう、加速しながら勢いよく奈落の底に突撃していくわけですね。果敢なこって。
そんな気質なものだから、手を動かしていたほうが要らぬことを考えなくて済み、楽なようです。だから、彼らは自分の時間全てを仕事に費やすべく、やらなくていいことにまで手を出すのです。
まとめ
以上、何でも自分でやっている人が考えていること、でした。
自分勝手に見えて実は、苦労気質が多そうですね。
かといって、やりたいようにやらせていては、相対評価で「サボってる」とか思われそうなので、きっちり役割分担を考えて仕事をしたほうがいいでしょう。
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