鳥頭奮闘記

「3歩で忘れる鳥頭」と称された管理人が送る備忘記録。人生って常に修羅場。

小規模校と大規模校の「仲の良さ」は質が違う

 

母校の小規模校が廃校になるのでなんかやる企画、第4弾。

今回は「小規模校と大規模校の仲の良さ」についてです。

 

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小規模校は「仲がいい」は勘違い

「小規模校だし、クラス仲が良さそう」

たまにこういうこと言われたりします。しかし、当事者から言わせていただくと、勘違いです。

 

管理人の学年は仲がよく、今でも定期的に集まる仲ですが、仲の悪い学年もありました。そらそうよ。

「小規模校だから仲がいい」となるほど、人間って単純にはできていませんから。

 

そもそも、一口に「仲がいい」といっても、小規模校の「仲がいい」と、大規模校の「仲がいい」。これらは少し質が違います。今日はそんな話です。

 

 

大規模校の仲のよさ~気の合う人のいいところと付き合う~

大規模校の仲のよさって「気が合う者」を前提にしています。

 

クラスにも学年にも人が沢山いて、その中から自分と「気の合う人」と付き合います。テンションなり、ノリが合う人。趣味や部活が同じ人。または班が同じ人や、席が近い人など。

自分と同じカテゴリーの人を選んで付き合うイメージです。

 

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自分と似たようなところがある。そして、もちろん違いもある。

相手を知っていく中で、同じ点や違う点に対して「いいな、こいつ」と思う点を見出すから、仲が良くなるのです。

 

言わば「好きな部分があるから一緒にいる」ということ。

仲良くなるはじまりを見ると、だいたい「好きなところ」から入る感じになります。当たり前かもしれませんね。最初から嫌いな部分しかなければ近づかないですもんね。

 

長所を見つけることから始まり、さらにいいところを見出したり、その逆を見つけたり。あくまで一部から全部を見ます。印象の足し算引き算によって仲を深めていく感じですね。

気の合う人のいいところの探しあいみたいになります。

 

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小規模校の仲の良さ~気の合わない人を許容して付き合う~

小規模校の仲の良さは「気の合う者」という前提がありません。

 

管理人が小規模校にいた時代は、気の合う人はいませんでした。 

なんなら気の合わない人の方が多かったです。多分、他のクラスメイトからしても、そうだったと思います。いるのは「気の合わない者」ばかり。

 

しかし、気が合わなかろうが、テンションを違えようが、関わり続けなければならないのが、小規模校の宿命です。

気の合わない者しかいなくても、しゃーないのです。小規模校の児童達は、言い方は悪いですが、妥協しています。

 

そして、小規模校の「仲の良さ」は、妥協を超えたところにあります。

 

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管理人の小学校のクラスメイトとの歴史は長いです。同じ保育園出身者ばかりなので、3歳から毎日顔を合わせたメンバーです。田舎の小規模校ではありがちな話かもしれません。

小学校卒業段階で12年の生涯のうち9年。幼馴染やご近所付き合いもあれば、もっと長い間一緒にいるわけですね。

 

その間に、嫌な部分をたくさん見ます。喧嘩もします。悪口も言います。呆れて離れたこともありました。「ノリがあわねえ」と思ったことなんて星の数ほどあります。

 

それでも9年間一緒にいます。

だから、いいところもたくさん見ます。かっこいいところも、かわいいところも、強いところも、頼れるところもたくさん知ることが出来ます。

 

もしかしたら、家族に近いのかもしれませんね。いいところも悪いところも知って、その上で、仲良くいられるのですから。

 

小規模校の仲の良さは、妥協とあきらめの果てにあります。その人を部分的に好きになるのではありません。その人の印象を100としたら、好きが51、嫌いが49。だから好き。そんな感じで総合点で評価をします。

 

小規模校の人間関係で得られる能力は「人を許容する能力」だといっても過言ではありません。

 

 

まとめ

大規模校の人間関係は、気の合う者同士でつるみます。そして、印象を加点・減点方式で人と仲を深めていきます。

「自分と違うところもある。嫌な部分も見えてきた。それでもこういう点はいいよね」みたく、人を細分化します。一部をたくさん知ることで、全部を知るみたいなイメージです。

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それに対して小規模校は、合わないという前提があるため、はなっから諦めています。

「こいつらとは性格が合わないんだ」という点からスタートする感じです。正直に言わせれば「嫌い」なのかもしれません。

 

マイナスから人間関係を構築していくため、人に対する許容値が自然に大きくなります。

「うわあ、こいつこんなところあるんだ。マジ無理」 とはあまりなりにくく「はいはい、またそんなことやってんのね」くらいなものです。あんたのさいてーなところなんてとっくに知ってるよ。そんな感じで接します。

しかし、そんな許容値を超えてくる輩もいるから「仲の悪い学年」は結構ガチで仲が悪いです。

 

小規模校の「仲がいい」と大規模校の「仲がいい」。どっちがいいとかは正直ありません。質がそもそも違うので比べようがないですから。

 

小規模校出身者の方が、ドライで強かなところがあります。

大規模校出身者の方が、人を細部まで見る能力はあると感じます。 

あくまで印象ですが。小規模校か、大規模校。どちらかを選ぶとするならば、どっちの能力が魅力的かを判断の軸にしてもいいかもしれませんね。

 

・・・まとまらなくなってきたので、今日はこれにて。

 

 

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