簿記の五大要素のひとつである「負債」。そこまでキーになる勘定科目が今まで出てこなかったということもあり、今更感あるけど、前回の記事で(うっかり)触れ(てしまっ)たため本日はこのお話。
「負債」というと借金とかそういうもんでしょ?みたいなイメージがある。実際半分くらい当たり。だけど、簿記でいう「負債」って実はもう少しだけ意味が広い。
負債とは既に発生している支払い義務(債務)と、将来の資産の減少が予想されているもの(会計的債務)をいう。
「債務」に関してはなんとなくイメージ通りなため「うん、負債っぽいね!!」っとなるが、将来の~という下りで「ファッ?!」ってリアクションがでてきますよね。管理人はでてきました。
前者が現状イメージする「負債」で、後者がこれから付け足して頂きたい認識の部分な。一個ずつ見ていこう。
債務=「貸し」
まず「既に発生している支払い義務」即ち債務について。
「債務」ってのがめんどくさそうな単語感を醸し出しているので、もう少し噛み砕いてみる。
債務とは、債務者が債権者に対して一定の行為(給付)を行うこと。
コトバンクより引用
管理人「・・・」
やせいの さいむしゃ と さいけんしゃ が とびだしてきた!▼
いけ! とりあたま!▼
とりあたま は みぶるい している▼
さいむしゃ と さいけんしゃ は さいみんじゅつ を つかった▼
こうか は ばつぐんだ!▼
とりあたま の めのまえ は まっくら に なった▼
・・・・おはよう。
債務者とか債権者とか出てくるとなぜか眠くなるように管理人の脳はできているようだな。脳のせいだな。うん。脳のせいなら仕方ないね。
さて。
改めて債務とは、上記の意味通り債権を持つ人に債務という義務という義務(行為)を行うことらしい。権利と義務は表裏一体。権利をもつ人がいれば、その裏に義務を果たす人がいるということ。それが債権者と債務者の関係。
負債というのはこの関係の中で、債務者目線から見た「やらなければいけないこと」。
「負債」の意味通りっぽいかな。ポイントはそれが必ずしも「お金を返す」と言う行為ではないこと。先に代金を支払われている取り引きは、納品側に納品する義務が課せられる。それも債務であり、負債の仲間。
そういう意味では「貸しやで!」「おうよ!」というやりとりにも負債は発生していることになるな。
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