さてさて。負債の難しいところは二つ目、会計的債務の項目。
正直理解するのめっちゃ難しい。安定の鳥頭大混乱シリーズ(白目)なので心して
前回の復習として、「負債とは、債務と会計的債務の2種類があったよ」という話から、前者の解説を行った。今回は後者の会計的債務のお話。
負債とは資本をマイナスにするもの
会計的債務とは「将来の資産の減少が予想されているもの」である。現在は何事もないけど、将来なんかあるかもしれない。ぞれを危惧して積み立てておくものだ。いわばリスクマネジメントというやつ。
どういうものなのかもうちょっとkwsk説明する。
今まで「掛け取引」とか「手形」とか。あと「前受金」「前払金」とかいう、納品と支払いのタイミングがずれる取引の仕訳なんかを解説してきたわけだが。
こういった取引方法はノーリスクというわけにはいかない。やはり踏み倒されたり、夜逃げされたりといったリスクが生じるわけで。それに対しての対策が会計的債務だ。
対策といっても、支払いをしていない人を見張っておくとか夜逃げされない程度に脅すとか所謂払ってもらうための対策ではなく、払われなかったときのことを考え、経営的に差し支えないように会計上でフォローすることである。
つまりマイナスの考慮。年間これだけ売掛金がある。そのうちのこれだけが踏み倒される危険性がある。「統計からして会計上だけでこれだけの額は支払われません(キリッ)」としておくこと。これが会計上債務。
じゃあこれがなんで負債になるの?というところが今回二度目の鳥頭大混乱ポイント。
実は会計上債務は厳密に言うと負債ではない。「資産のマイナス」という特殊な位置にある項目だ。
ΩΩΩ<ナ、ナンダッテー!?
ここまできてトんでも発言だよな。
資産というのはあればあるほどうれしいもの。だけど、会計上債務はあればあるほどうれしくないもの。
定義的にみても、資産をマイナスにするものということになる。簿記を理屈で考えるなら、資産のマイナスの勘定科目だけど、事実上貸方に記入される項目である。「それって増えれば増えるほどうれしくないものでしょ?負債とおんなじじゃね?」ということでいろいろすっとばして「負債として覚えてね、理由は空が青いからよ!!」なんて紹介されている参考書もある。
いろいろややこしいが、こればっかりは「大人の事情」で最終手段「暗記」で乗り越えるの仕方ないのかなと思う。