以前、こんな記事を書きました。
今日はその続編として「自分と違う人が好き!」という心理と特徴についてです。
- 「似ているから」それとも「違うから」?好きになる理由ってなんだろう
- 自分と違う人を求める心理と特徴その1:刺激を求めている
- 自分と違う人を求める心理と特徴その2:得手不得手がはっきりしている
- 自分と違う人を求める心理と特徴その3:劣等感を抱きやすい
- 自分と違う人を求める心理と特徴その4:自己愛が強い
- まとめ
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「似ているから」それとも「違うから」?好きになる理由ってなんだろう
自分の好きな人を思い浮かべてください。
異性でなくてもいいです。親でもきょうだいでも友達でも、なんでも構いません。なんとなく好きな人を一人、思い浮かべてみてください。
では、思い浮かべたその人はあなたと似ている人ですか?それとも似てない人ですか?
自分がどちらのタイプに属するかわからない場合は、その人に対して抱いている印象を細分化して考えてみてください。
自分がよく知っている友人や、親、きょうだいなど、親しい人ほど印象がぼやけるので細分化が必要です。
見当がつかない人は親しい人のことを考えてみてください。
似ている人に魅かれるか、似ていない人に魅かれるか。
あなたはどちらのタイプでしょうか。
ここから先は「自分と似てない人が好き」派の心理についてです。
※似ている人が好き派の人はこちらの記事へどうぞ。
自分と違う人を求める心理と特徴その1:刺激を求めている
自分と違う人が好き派の人は、常に刺激をもとめる刺激ジャンキーな傾向があります。
常に自分の外に関心を向けることができ、異文化に触れることを厭いません。
他人との違いを純粋に楽しむことが出来ます。
言い方を変えれば、同じ価値観の人とずっと一緒にいると飽きてしまい、次の刺激を求める。そんな飽き性な一面もあるでしょう。
自分と違う人を求める心理と特徴その2:得手不得手がはっきりしている
自分と似ていない人が好き派は、得意なこと、不得意なことがはっきりしています。そして自分が不得意なことをフォローできる人を意識的に求めることがあります。
自分と似ている人が好き派の人は、突出した点の少ない万能型が多いです。逆に、自分と違う人が好き派は、能力値をレーダーチャート(多角形のグラフ)にすると、すごく歪な形になるような人が多いです。そしてそれを自覚しています。
自分に何ができて、何ができないのか。それを正確に把握しているからこそ、この人なら私の歪さをフォローできる!と思うことができるのです。
平たく言うなら「自分にできないことができるからすごい!いいね!!!」ということですね。
自分と違う人を求める心理と特徴その3:劣等感を抱きやすい
自分と違う人が好き派に、劣等感を抱きやすい人がいます。
これは「自分の不得手」をより強く把握している人にありがちな現象です。
突出してできる点がある一方で、できない点があります。それに対する自覚も強くあります。
この「できない」部分に注視することで、劣等感は生まれるのです。
自分の「できない」部分ばかりに注目してしまうことで、自信が持てなくなります。その結果「自分と違う=優れている」という基準が出来上がってしまうのです。
この類の人が、自分とより似ていない人を求めるのは、一種の同族嫌悪ともいえます。「隣の芝は青い」とか「ないものねだり」とかを体現している人とも言えるでしょう。
自分と違う人を求める心理と特徴その4:自己愛が強い
上記と矛盾するかもしれませんが。自分と違う人を好きになる人は、自己愛が強い人が多いです。
「劣等感」とか「ないものねだり」とか、相反する単語をこれまで使っておきながら、自己愛て。。と、少し意外な感じかもしれないですね。
自分と違う人を求めることも、「今の自分に対する執着心」から生じるものなのです。
自分と違う人が好きな人は、自分ありきな考え方をする人が多いです。
自分と似ている人が好き派が、自己犠牲心を抱きやすいこととは対照的です。
先述の通り「自分と違う人が好き!」という気持ちは「自分に欠けているところをフォローしてほしい」という気持ちがもとになっています。
これって自分の欠点をそのままにしたい意志のあらわれなんですよね。
このままの自分でいたい。けれどそれだと不利な部分がいくつもある。それを何とかしたい。
その手段として「他人にフォローさせる」という選択をとるのです。
自分で克服しようとしない部分に闇を感じること山の如し。。
なんだかんだで今の自分が好きなのでしょう。現状の自分自身に執着しているともいえます。
このままの自分でいたいからこそ、他人にフォローを要求するのです。劣等感にまみれ、自分を嫌いながらも、心のどこかでそんな自分を肯定しているからこそ、他人にフォローさせたいのです。
悲劇のヒロインが、症候群と化するのも同じ理由です。
「変わりたくない」という気持ちが根本にある劣等感は克服できません。なぜなら、本人がその性格を気に入っているから。
まとめ
以上、自分と似ていない人が好き!という人の心理と特徴についてでした。
自分と似ている人が、だいたい人間関係をもとめていたのとは対照的ですね。自分と似ていない人を求める心理は少し傾向はバラけます。自分と違う人を求める心の裏側にはそれだけ多彩な理由があることが見込まれます。
あなたが今、自分と違う人を無意識に求めているのなら、自分と違う人に何をしてほしいのか考えてみてはいかがでしょう。