鳥頭奮闘記

「3歩で忘れる鳥頭」と称された管理人が送る備忘記録。人生って常に修羅場。

いつもニコニコしている人の心理と本音とは?

 

あなたの周りには、いつもニコニコしている人っていませんか? 

表情が三種類ぐらいしかない、と揶揄される程度に表情筋がニートな管理人からしてみれば、不思議な人種なんですよね。なんで、何もないのに笑っているのかと。

 

嬉しくもないのに、笑っていることも不思議でしたが、悲しいことが起こった後でも、なぜか笑顔を見せる人がいます。話しかけただけなのに、もうすでに顔が笑っていたり、怒られた後なのに、それはもう綺麗な笑みを浮かべている人。

管理人の知り合いに何人かいます。

 

不思議を通り越して、そろそろ不気味です。

 

・・・そんなことを言いつつも、実は管理人にもあったんですよ。とりあえずニコニコしておこう、と笑顔を貼り付けていた時期が。表情筋吊りそうになって、数ヶ月でやめたけど。

 

今回は、そんな経験を通して感じた「いつもニコニコしている人の心理」についてです。

 

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「笑顔」でいようと思ったきっかけ

そもそも、管理人が笑顔でいようと心がけたきっかけは、常に笑顔で接してくれた友人がいたからです。

 

管理人は、日本代表候補として名を連ねられるレベルのコミュ障です。

一日20時間ぐらい一人の時間があっても苦痛じゃないし、話しかけられるとテンパるし。大人になった今だって、忙しそうな人に話しかけると殺されるような気がするし。

それほど他人とのコミュニケーションで幸福度が上がるタイプでもないので、一人で過ごすデメリットも感じない。「コミュニケーションっていうほど必要か?」を地でいくコミュ障でした。

 

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そんな管理人は、自分から他人に話しかけるのが、すごく嫌でした。

真面目な業務連絡とか、質問になるほど、相手が真面目な硬い表情になってくのをみてるのも嫌だったし、雑談を振って返ってくる返答に四苦八苦する自分を直視するのも嫌だったんです。

 

学生特有の「友人が多いこと」への羨望は、ありました。それによって得られる情報とか、困った時のフォローとか、友人を持たなければいけない理由はちゃんと理解していました。

でも本当は、一人になりたかったんですよね。傷つくことが何より怖くて、小さな傷をつけられただけでその人を信じられなくなる。そんな性を背負った自分には、孤独の生き方が合っている。そう思っていました。

 

そんな管理人のような人間にもいたんですよ、いつも笑顔で接してくれる人が。

中学生の頃の記憶ですが、今でもちゃんと思い出せます。

 

話しかけると「ん?どうしたん?」と言いつつ、ニコッと笑ってくれる、それだけでなぜか救われたような気持ちになりました。自分のようなコミュ障が話しかけるのを許してくれているような、言外に「おいで!」と言われているような。認められている感っていうんでしょうかね、こういうの。

 

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そんな友人を持ったからでしょう。

誰にでも好かれ、うまく人間関係を渡り歩いている友人を見ていると、少しずつ「自分も変わらなければ」と思うようになりました。

 

孤独を好みすぎる性を「このままにしていい」と思っていたわけではありませんでしたからね。いつか社会に適応しなければいけないとも感じていました。

コミュ障なのはこの際仕方ないけれど、それを自分の世界を閉ざす理由にしてはいけないともわかっていました。

 

だから思ったのです。笑ってみようと。

 

話しかけるのはやはり、しんどい。

でも、せめて。こんな自分を気にかけて話しかけてくれる人に、負担を掛けないように、笑顔で人と対峙しよう。そう思ったのです。

 

 

ニコニコしているメリットとは

コミュ障だけど、笑顔で接する。小さな目標ですが、高校デビューと称して、少し自分をかえる取り組みをはじめました。

 

そうして思ったことがあります。

「笑顔ってすごくね・・・???」

 

話しかけられた最初の一言を笑顔で返すこと。やったのはそれだけです。しかし、やってみて1ヶ月で効果を実感することになります。

 

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まず、話しかけられる頻度が増えました。

話しかける時、相手が笑顔で返してくれる。これによって許されている感を抱くのはコミュ障だけかと思っていました。しかし、コミュ強(?)もそれは同じようでした。

 

しょうもない雑談レベルの話や「今日の体育なにすんだろうね〜」みたいな答えの求められてない話を振られることが増えました。中身はコミュ障なままなので、会話は残念な感じで終わってしまいます。しかし、相手への負担は、確実に軽減されているようでした。

 

コミュ力はそのままでも「話しかけやすい奴」「話しかけられることを嫌がってはいない奴」と他人にはインプットされるようです。

 

そして、相乗効果で情報が集まりやすくなりました。

せいぜい、どの先生が次のテストを作るとか、次の体育を休むと補講だとか、その程度の情報ですが。それでも他人が勝手に情報を持ってきてくれるのです。こんなに楽なことってないですね。

 

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次に、遊びに誘われることも増えました。

どうやら笑顔は、自分と相手の間の垣根を低くする効果があるようです。というより、今まで他人から話しかけられて「テンパってます!」みたいなリアクションが、自分の周りを囲む壁を高くしていることに、改めて気がつきました。

 

あいつはコミュ障だけど、誘っても嫌がりはしていない。

他人にそう思わせることができることで、誘われることが増えたのだと思います。 

 

 

笑顔を使って得られるもの

何が言いたいかというと、笑顔で人と接することによって得られるメリットって多いよ!ってことです。

 

そう、メリットです。

 

最初は「このままじゃいけない!」と思い立って、笑顔を心掛けた管理人でした。しかし、これを継続するに当たって、一番しっくりきた言葉が「メリット」です。

最初は確かに「変わりたい」「友人のようになりたい」と思っていたのにね。次第にそんな願いは消えて、「笑顔でいることによって得られるあれこれ」を直視するようになりました。

 

つまり、ニコニコすることによって、自分に利益があるから笑うようになったのです。

 

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なんだか不思議ですね。最初は野球が好きで、プロ野球選手を目指したのに、いざなったら年収に目がいってしまって、お金のために野球をやるような感じでしょうか。

 

なんとなく、実現したかったことよりも、目先の利益に視線が向くようになって、次第に「笑顔を使う」ようになっていきました。楽しいから笑うわけでもなく、相手を想うから笑うのでもなく。自分の利益のために笑う。・・・笑顔が不気味に思うのは、その裏にあるものを感じるからかもしれません。

 

笑顔を心掛けた結果、管理人は「情報網」を得ることができました。

 

人によっては「嫌われることを避ける」ために笑顔を使っているかもしれません。ポジティブにみられたいのかもしれません。はたまた、幸せな自分をアピールしたいのかもしれませんし、表情を隠したいのかもしれません。

 

人によって、自覚できている恩恵は様々でしょう。

しかし、まるで空気を吸うように笑顔を纏う人は、少なからずメリットを意識しているでしょう。あなたが周りの人の笑顔に、気味の悪さを感じたのならば、多分「メリット」を感じているからだと思います。相手の笑顔の力を、あなたの洞察力が上回ったんでしょうね。

 

「表情をコントロールする」ことは、相手をコントロールしようとすることに繋がるのです。最初は自分にベクトルが向いていたとしてもね。それを続ける期間が長ければ長い程、メリットに視線が向いていくのです。

 

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まとめ

楽しいから、面白いから浮かべる笑顔と、意識して作られた笑顔。

これらには大きな違いがあるよな〜と感じる今日この頃の管理人です。

 

だからと言って、意図して笑顔を作る人を糾弾したいわけではありません。この記事を書いたのは「他人の作り笑顔がしんどいな」と思ってしまう人に「あんまり気にせんでもいいんやで?」と言いたいからです。

 

メリットを感じて、相手が勝手に作った笑顔に、負担を感じる必要もないし、こちらが返してやる必要もないです。あなたは自分が「笑いたい」と思った時に笑えばいいです。

 

 

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