前回直接法について解説したので、今回は間接法について。
主観ではあるけど、こっちの方が問題として出現率は高い気がするのでしっかり抑えておこうそうしよう。
固定資産~間接法とは~
直接法とは、減価償却した金額を直接固定資産から引いていくやりかただった。
一方の間接法とは、固定資産から直接減価償却した分を引かずにワンクッション挟む仕訳の方法だ。
直接固定資産を減らすようなことはしないけど、固定資産を減らしたような形になるように、新たな勘定科目を使って表現。
建物1000円分を減価償却した場合、間接法での仕訳はこんな感じ。
はい、出ました。減価償却累計額。
これは固定資産の減価償却の際に出てくる勘定科目。減価償却の対になるためだけの存在だ。
直接法の如く、建物そのものから価値を引くのではない。減価償却累計額を増やすやり方、それが間接法。
間接法のメリットは長期に渡り、備品を管理する際わかりやすいということだ。直接法の場合、取得原価から減価償却費をどんどん引いていくので、「あれ、これ何年分減価償却してんの?つかいくらで買ったっけ?」みたいなことになってしまう。
間接法の場合、取得原価を残しておく記入方式になるため、いくらで購入した固定資産がどれだけ減価償却されているかというのがすぐわかるのだ。減価償却累計額という勘定科目が増えてしまうのがデメリットだ。
直接法、間接法に関しては、固定資産の価値を直接減らすのが直接法。減価償却累計額を増やすことで固定資産の価値を減らしたことにしたのが間接法と認知していればおk
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