前回、固定資産の花形とも言える「減価償却」について解説した。実際の計算方法に移る前に、問題でよく見かけるワードを解説しておくよ。
〇取得原価
・・・固定資産を購入した価格のこと。減価償却の計算はだいたいここから引き算する形になる。
〇耐用年数
・・・固定資産が使える年数。言わば、何年減価償却し続けるかにあたるもの。固定資産の素材とか物によって何年になるかは変わる。問題内に必ず指摘があるので覚えなくても大丈夫。
〇残存金額
・・・耐用年数を終えて、減価償却きった際に残っている金額。問題文の中に指定がある。100,000円の備品について残存金額5%で計算しろという問題ならば100,000×0.05=5,000が残存金額に当たる。
〇減価償却
・・・前回解説した通り、固定資産を費用化していくこと。
〇減価償却費
・・・実際に登場する勘定科目。減価償却した額を示す費用の勘定科目。
〇減価償却累計額
・・・別記事にて解説予定。追記:書きました
〇直説法
・・・別記事にて解説予定。追記:書きました
〇間接法
・・・別記事にて解説予定。追記:書きました
実際の問題もこんな用語がばんばん入ってくる。例えば。
『取得原価100,000円の車両運搬具について残存金額を取得原価の10%、耐用年数を30年とする定額法で減価償却を行う』みたいに。
難しそうに見えるかもしれないけど、言葉がごちゃごちゃしているだけなので構えず見ていただければと思う。
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