前回、仕訳をミスったときの取り消し、修正方法を解説した。実はこれはミスったとき以外にも使える機会があるものらしいので、今回はそのお話。
基本的に「値引き」とか「返品」とかいう言葉が問題の中にあるときにこの仕訳方法は使用する。
返品は、品質不良や納品ミスなんかによって、納品先にそのまま送り返すことをいう。難しく考えなくても、現状イメージしている「返品」という単語そのままの理解で問題ない。
ここでいう「値引き」っていうのは、ちょっと理解が必要。
納品したものの品質が悪かった、だからマケて。っていう返品やら交換やらが生じない取引方法。スーパーとかで「曲がったきゅうり」なんてのが少し安く売ってるのはもしかしてこのやりとりがあったのかもね。
「値引き」「返品」どちらにも共通するのは、正規の値段で取り引きされたものに対して、納品後のトラブルがありここで価格交渉が改めて行われてるところ。
これに対しても、こうやって対応しようね、という固定の方法がある。
「納品後、価格調整が行われた場合、引かれた額のみ逆の仕訳を行う」・・・毎度のことながら自分が何ゆってんのかわからないため、例題という救済措置に逃げることにする。
例:1箱1000円で売ったかぼちゃに納品後、品質異常が見つかったため100円値引きして対応することになった。
この場合、売った直後の仕訳はこんな感じ。
これを100円分値引きする、ということで値引き分だけ逆の仕訳を行う、というルールに乗っ取る。
こんな感じ。
なんで逆の仕訳になるんだ?と思うなら過去記事参照。
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