個人的にアイドルに興味もなければ、本人のことも全く知りません。今日も総選挙の中継ではなく、録画してあった映画を見ていたぐらい無頓着な外野です。
それでも「やべえやつがいるwww」とツイッターから流れてきた情報を追う中でいろいろ思ったりすることがあったので記事にしたいと思います。
概要を一通り説明しておくと、AKB48の総選挙にて、20位に選出された須藤凛々花がいきなり「結婚します」と電撃発表。恋愛禁止を鉄の掟として掲げるアイドルグループで、想像を遥かに高飛びする発表を(おそらく独断で)やらかしたらしい。
すげえwww天性のKYってやつかwwww
まゆゆの卒業や、指原の天下だったって話題を掻っ攫う勢いでTLを埋め尽くしている須藤という名前。これまで名前も知らなかった人間が大多数を占める中で一気に全国に名前を轟かすした人をあえて管理人は策士と表現したいw
このご時勢、すごい子がいるものですねw
スポンサーリンク
須藤凛々花の結婚する発言から思う「愚かさ」
須藤のどういうところにすごさを感じたか。
それはずばり、「我」の強さ。
徳光「あの、凛々花ちゃんね。今ご自身が何を話しているか、分かる?真剣なんだよな?」
須藤「はい。すごく、すごく迷惑を掛けることも分かっているんですけど、自分に皆さんにもウソをつきたくないと」
須藤「こんなにこんなに応援してくださる大好きな皆さんに私の口から言いたかったので、言わせてください」
はっきり言ってしまうと自分勝手だ。
ファンの人たちに期待させるだけ期待させて、20位まで持ち上げてもらって、育ててもらったにも関わらず、恋愛禁止の掟を破り、独断でこんな大それたことをやらかした。
ツイッターの賑わいからして、AKBグループの歴史に残る事件を起こしたといっても過言ではない。
恋愛禁止を掲げているからこそ、AKBのファンは安心して個人を応援できる側面もあるのかもしれない。管理人はアイドルとか興味なくても、応援したいと思っている相手がちゃんと自分達の方へ顔を向けてくれることが、ファンに「安心」を提供することに繋がっているのだとしたら今回の騒動は信用問題にもなり得る。
正直「大人と話をする」ぐらいではどうにも収まりきらない段階にはきているし、その掟を守ってきた先輩や仲間の顔にも泥を塗った。
謝るとか許すとか。そういう域で収まる話ではなくなったわけ。迷惑かけるかもしれないとか、そういうレベルじゃない。「責任」を求められる立場になっていることに無自覚なのだと思う。
「責任をとる」って無茶苦茶難しい。この騒動の責任を取ることって出来ないと思う。このやらかしが起こる以前のAKBグループにあった信頼を取り戻し。ファンにもう一度同じ姿勢でいてもらうように修正することを「責任をとる」と解釈するならば、時間を戻す能力がない限り無理な話だ。
自分を売り物に商売をしているのなら、自分そのものに大きな責任がかかる。他に転嫁することができない大きな責任。ものを売っていたのなら責任転嫁のしようがあるのかもしれないけどね。残念ながら自分を商品化している場合、それは難しいわけで。
若さゆえという言葉ではフォローできないほど愚かだ。そしてばかだ。そう思わずにはいられない。
須藤凛々花が結婚発表を独断決行した理由
恐らく須藤自身も「この発表が大きな波紋を呼ぶ」ことは理解していたと思う。
わかっていて決行した。
誰にも相談せずに一人で。
話せば止められることはわかっていたからこその独断決行だ。
大きな事件になることをわかっていて。人から止められるようなことだと理解していて。なぜ須藤は今回の行動にでたのだろうか。
その理由がこれだ。
自分に皆さんにもウソをつきたくないと
須藤凛々花の守りたかったもの~自分の思う誠意の形~
鉄の掟を破っている自覚があった段階で、須藤には様々な気持ちがあっただろう。
最終的にこうやって暴露してしまったのは「嘘をついている」という意識に耐え切れなくなったからではないか。
スポンサーリンク
応援してくれている人がいる。
投票で自分の価値が決まることが特色であるAKBグループでは、そのありがたみを直に感じることが何度もあっただろう。
20位。これだけの投票数を得る中でどれだけの人が動いただろうか。どれだけの人が声を掛け合っただろうか。そうやって順位が形成されているアイドルグループだからこそ、須藤は最後まで己のすじを通すことにしたのだと思う。
須藤の理念的なものは知らない。
けれど、世間で糾弾されるようなことであっても、世の中毎敵に回してしまうことがあっても、周りの人に損害をもたらすとわかっていたとしても。
彼女は自分の誠意に対し、誰よりも忠実にファンと向き合っていた。自分の描く「ファンへの誠意」から目を背けることも、自分も幸せにも嘘をつくこともなく、すべてにおいてまっすぐだった。
管理人は今回の騒動で須藤凛々花のことを知った。だから彼女の性格も、歴史も何も知らない。
でも、彼女を好きで応援している人って、こういうところが好きだったんじゃないのかな、と思う。
自分の意志を曲げないことの難しさなんて、誰もが知っている。
自分に嘘付かないでいることがどれほど大変なことか、みんな知っている。
自分を騙しながら、賢く生きるほうが何倍も楽なことを、身にしみるほど、わかっている。
だからこそ、彼女の折れない強さが人を惹きつけたのだと思う。みんなが捨ててきた強さを、ずっと持っていられる気持ちの強さを見た時、応援したいと思ったのではないかと思う。
須藤凛々花を応援していたファンの人。誇れ、須藤凛々花は最後まで、須藤凛々花を通したんだ。
それは紛れもなく愚かだし、後先考えていないし、責任の概念ないし、正直ばかだ。
それでも、芯の強さがないとそれはいずれ見えなくなってしまうものだ。
小さい頃の夢や、本当の願望を見据え続けること。それらも強い人ではないと見失ってしまうのだと思う。
どうか須藤凛々花を応援していたファンの人。胸をはれ。
そして、須藤凛々花よ。結婚おめでとう。幸せになれよ。
スポンサーリンク