あなたの周りに「すぐ人を嫌いになる人」はいませんか?
管理人の同僚にそんな人がいます。とにかく他人への許容値が狭いんですよね。自分の思うような反応をしてくれないと「もうあいつ無理!」ってなるらしいです。
「一回教えた仕事なら、もうできるようになってるはずだよね!」と素でいう性格だから、新人教育とかでも支障を出しまくっているようです。
そりゃ、一回だけの説明で全部を理解できる人っていないよ。。機械相手にしてるんじゃないんだから。。
今回のテーマは「嫌いな人が多い人の心理と特徴について」です。
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すぐ人を嫌う人の特徴その1:自己肯定感が低い
人を嫌いやすい人ほど、自己肯定感が低いです。
自己肯定感が低い人は、自分の存在に否定的です。自分を無条件に肯定できないからこそ、誰かを下に見ることで「自分はあいつよりマシだ」と安心するのです。
他人を否定しなければ、自分を肯定できないからこそ、人を敵視するのです。
こういう人は、どんなにいい人に囲まれても、嫌いな人をわざわざ作ります。人の悪いところを探さないと、自分がしんどくなってしまうわけですから、嫌う要素探しにも必死です。
そうやって臆病にも自分を守る一つの手段として「嫌いな人」を作っているのです。
すぐ人を嫌う人の特徴その2:支配欲が強い
嫌いな人が多い人は、支配欲が強い傾向があります。すべてを自分の思い通りにしたいという気持ちが人より強いです。
そんなわけで、相手が自分の希望する反応をそのまま返してくれないと「気が利かない」「ノリがあわない」と感じ、嫌いになっていくのです。
これらはすべて無意識で起こっています。
本来であれば他人が思うような反応をしてくれないことにも、「他人に自分の完璧像を求めてもな~」と、ある程度あきらめがつきます。
期待はずれどころか、検討違いなリアクションが返ってきたところで、それはどうしようもないことだと割り切ることができるのです。
しかし、他人に無意識に完璧主義を押し付ける人は、他人の反応まで思い通りにコントロールしたがります。
コントロールのためによく使われるキーワードが「常識」「普通」「みんな」です。
根拠のない自分のルールを他人に適応するために、「こんなん常識でしょ」「普通はこうだろ」と「世間=自分のやり方」だと主張します。
故に「自分の考え方を他人に押し付けている」という自覚がなく、それどころか「相手は世間にそぐわない反応をする」「だから嫌われる理由は相手にある」と、相手を嫌う自分を正当化します。
すぐ人を嫌う人の特徴その3:思い込みが激しい
嫌いな人が多い人は、思い込みが激しいです。
一つの言葉を拡大解釈して「なんでそんな風に捉えちゃったかな」と周囲がドン引きするような受け取り方を平気でします。
たとえば、指導している部下や後輩が、なかなか仕事を覚えてくれない状況だとしましょう。
対策しなければいけないとなったとき、まず考えなければいけないのは「指導の仕方がまずいのか」「メモの取り方に問題があるのか」という現実的なことを考えます。
しかし、すぐ人を嫌う人はそこを考えず、「あいつは私が嫌いだから、反抗の意味で仕事を覚えない!」みたいな結論にひとっとびします。
ホップステップなしのジャンプどころか、助走なしのトリプルアクセルみたく、周囲を「?!?!?!」とさせる解釈をし、それを前提に対策を考えます。そして、その前提を譲りません。
「久しぶりに友達と遊んできた。楽しかった」と報告する恋人に、「何よ!私といるのがつまんないってこと?!」と激昂する感じですね。誰もそんなこと言ってないでしょうに。。と言いたい解釈をし、勝手に怒って、勝手に嫌って。。という自己完結型の人が多いです。
こうなってしまうと、人の話を聞かない上に、話せば話すほど拡大解釈とヒステリーの嵐です。結構どうしようもないですよね。
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すぐ人を嫌う人の特徴その4:人目を気にしすぎる
人を嫌いやすい人は、人の目を気にしすぎる傾向があります。
他人の評価や期待を一心に受け、それに見合う努力をしようとする人が多いです。こういえば聞こえはいいですね。
しかし、問題なのは相手からの期待に応えられなかったときです。
人目を気にしすぎる人は、相手の価値観に合わせようと努力をします。そしてそれに答えられないとき、自己嫌悪に走ってしまうことがあります。
嫌いな人が多い人の本質は「相手が嫌い」なのではなく、「相手の期待に応えられない自分が嫌い」なのです。
自分が不用意に傷つくことを回避するため、人を嫌うわけですね。
まとめ
以上、嫌いな人が多い人の特徴や心理でした。
内なる葛藤が多い気質ですね。ほとんどが現実逃避と、自己正当化。
この類の人に「そんなに人を嫌うなよ。この人にはこんなにいいところがあるよ」と説明するのは逆効果です。嫌わなければ真っ当にやっていけないと思うからこそ人を嫌うわけですから、説得でどうこうしないようにしましょう。
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