どうも。小規模校の小学校と、大規模校の中学校出身の鳥頭です。
今回は、廃校になる小学校を自分なりに供養する企画の第二段として「小規模校」と「大規模校」に実際に通っていて感じたメリットデメリットをお送り致します。
ちょっと長くなるかもしれませんので記事は2本立て構成にします。
小規模校のメリットデメリット:この記事
大規模校のメリットデメリット:大規模校のメリット・デメリット - 鳥頭奮闘記
参考にしてみてくださいね。
関連記事:小規模校あるある!まとめてみたよ
スポンサーリンク
小規模校のメリットデメリットを書く前に諸注意
この記事では小規模校と大規模校のメリットデメリットを紹介しますが、その前にちょっとした注意事項です。
管理人は先ほど書いたように、学年8人。全校生徒42人の小規模の小学校出身です。
そこを卒業して進学した地元中学校が、当時県で3番目といわれるマンモス校でした。学年は200人をゆうに超えていて7~8クラスぐらいが3学年いるような学校でした。
この経験をもとにこの記事を書いていきますが、いかんせん小学校と中学校を比較する形になります。大規模校である小学校と、小規模の小学校を比較した記事ではありません。そのため、いろいろ実情とは違う記事になっているかもしれません。
あくまで経験談のひとつとして、ライトなノリで参考にしてみてください。
小規模校のメリット
まずは小規模校のメリットからです。
小規模校のメリットその1:リーダーシップをとる機会が多い
以前の記事(小規模校あるある!まとめてみたよ)でも書きましたが、6年生になったらみんな自動的になにかしらのリーダーをやらなければいけません。引っ込み事案であろうが、コミュ障であろうが、そんなの知ったこっちゃねーや。人不足なんじゃい。そんな感じで強引にもリーダーの経験を作ることになります。
学校代表とか、ほんとあっという間になれます。クラスの代表とて8分の1でしたからね。。そんな代表には大した価値はないかもしれませんが、マンモス校ではまずリーダーになれないタイプの人でもそんな枠に収まることができます。
代表すら人不足ってどうなんだまじで。
しかし、消去法のリーダーであっても、そういう経験を経たというのは大きな糧になっているのかもしれません。
小規模校のメリットその2:手際がよくなる
これも前回の記事で書いた内容ですが、小規模校出身者は「サボる」という概念がありません。掃除とか、仕事に対してとにかく手を抜かないように教育されています。
中学に入ってある先生に「〇〇校(鳥頭出身の小規模校)の生徒は掃除をサボらないんよなあ~」みたいなことを言われて、はじめて自分達にサボるという概念がないということに気がつきます。
その先生曰く、管理人と同じ小学校出身の生徒は入学のときにどの世代の生徒でも掃除を一生懸命やるのだそうです。恐るべし小規模校出身者のDNA。教育の力ってすげー(死んだ目)
小規模校のメリットその3:年の離れた人との付き合い方を学べる
小規模校の人間は、自分と同い年の人間だけのコミュニティだけでは生きていけない宿命にあります。通学でも、遠足でも、何かと全校生徒規模で行動する機会が多いです。そんな場合、学年だけで行動することは、ほぼありません。
上級生は必然的に下級生の面倒を見て、中学年は上級生をフォローし、低学年は上級生のいうことをしっかり聞くようになります。小規模校は学年を超えた関わり合いが多いため、勝手にそんな構図になってしまうのです。ゆえに上級生でも下級生でもしっかりした子が多い印象です。
上級生とも下級生ともコミュニケーションをとらなければいけない分、年上の兄ちゃん姉ちゃんとの接し方もわかるし、ちびっ子との接し方もわかるようになります。その分、中学に入っても学年を超えたコミュニケーションを苦もなくとれる人が多かったです。
管理人も小規模校じゃなかったら、もっとわかりやすくコミュ障だったのではないかと思います(震え声)。
スポンサーリンク
小規模校のデメリット
次に小規模校のデメリットです。
小規模校のデメリットその1:「気の合う子と仲良くする」ができない
小規模校では、良くも悪くも人を選んで付き合うことが出来ません。
大規模校では人とつるんでみて「なんかノリがあわねーな」と思ったらフェードアウトすることができますよね。あわない人とは距離を置き、ノリが合う人を別に探せばいいだけですから。でも小規模校では人の選り好みができません。
合わない人と一緒になっても「ちぇんじだ!」ができません。そのままやっていくことになります。管理人がまさにそうだったんですけどね。。この話はまた今度ですね。
何とかなるといえばなるかもしれませんが、最初は対人関係でストレスを貯めることになるでしょう。
小規模校のデメリットその2:遊ぶのに苦労する
これも前の記事のネタですが、遊ぶことに苦労します。上級生はガチで野球をすることも難しいです。
6年生と5年生、あとは4年生の運動神経いいやつだけ集めたとしても人数の確保は難しいです。そして、やっぱり手加減を強いられるでしょう。
やるとしたらルール改変が必須になります。
休日も気がつけばいつも同じメンバーで遊んでいるってことはザラです。「同じメンバー」ってのはもちろん消去法です。もれなくきょうだいがついてきます。管理人の場合だと管理人と管理人の妹と弟、それと近所の幼馴染とそのきょうだいでいつも遊んでいました。
遊びとしては、身体能力がそれほど関係ない缶蹴りとか。ゲームとか。かくれんぼとか宝探しとか。。なぜかひたすら穴掘って怒られたりとか。。
それぐらいしか選択肢がないなら必然的にそうなりますよね。。遊ぶのって難しいんです。
小規模校のデメリットその3:人間関係が密
ここまででなんとか察していただけたと思いますが、小規模校は人間関係が密です。
学年によって仲のいい悪いがはっきり出ます。管理人の学年は仲がよかったせいか、未だ定期的に集合するような仲です。ノリがあわないなりにそれぞれが打開策を見つけることでうまく付き合えたのですが、当然それができない学年もいました。
大規模校よりも人に影響されるため、クラスにろくでもない奴がいたら結構きついと思います。運次第でどうにでもなるのは小規模校でも大規模校でも同じでしょうが、その運要素により振り回されやすいのは小規模校でしょう。
まとめ
以上、小規模校のメリットデメリットでした。
人数不足な分、ひとりひとりに掛かる裁量が多く、役不足(?)とも言えることまで任されるのは意外といい経験になると思います。
しかし、一方で人に振り回されやすい環境になるため、運にも左右される側面もあるでしょう。
スポンサーリンク