どうも。最近になって生意気盛りに拍車がかかっている、暴走中の鳥頭です。
仕事では、相手の肩書きとか、上司を敬う気持ちとか、はるか彼方に置き去りにしてきた問題児であることを自負しています。「生意気」だと形容されるような人間です。
入社した直後から付き合いのある上司には「全然言うこと聞かねえなア!!おまえは!!」と言われたし。先輩には「ああいえばこういうタイプ」と評されるし。。「扱いやすい」の対義語を体現している部下であり、後輩だと自負しています。
ええ、そうです。確信犯です。
困った野郎だという自覚はあります。上司のストレスを毎日せっせとこしらえています。殺意殺意!!ってなるのもまあ、わかります。
でもね。当立場の人間として、ちょっと言わせて欲しいこともあるんですよ。
生意気部下の主張をまとめてみました。
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生意気な部下とは
そもそも生意気な部下って何なのでしょう。どんな特徴を持っている部下に対して「生意気だ」と感じるのでしょうか。
ぱっと思い浮かぶ特徴は3つです。
- 言うことを聞かない
- 反発・自己主張してくる
- 一人前だと勘違いする
ここで取り上げるのは、2つ目の「反発・自己主張してくる」部下についてです。※残りの2つは機会があれば取り上げます。
言わせてもらいますとね。こちらも生まれた瞬間から生意気だったわけじゃないんですよ。何かしらの理由があって、こんな態度を取り続けているだけなのです。
生意気な部下の言い分、聞いてください(引き語り風)。
部下はなぜ反発するのか
反発したがりの部下は何を考えて、生意気な態度を取り続けているのでしょうか。以下にその理由を挙げてみます。
反発する理由その1:なし。ぶっちゃけ何も考えず、思ったことそのまま言ってるだけ
生意気な態度をとっている自覚がないパターンです。部下本人には、反発している自覚もなければ、先輩や上司がいらっとしていることに気がついていない、完全に無意識にやっているパターンがこれにあたります。
これについては「生意気」というよりは、察知能力が低いだけですね。
なんで反抗するの?と聞こうものなら「それ誰の話?」みたいなリアクションをされます。言う側からしたら解せないでしょう。
ただの鈍感部下です。鈍感な性格ごと矯正することは諦めた方がいいでしょう。
メンタルケアが社会的に問題とされている昨今、鈍感力はむしろ長所かもしれませんからね。
もっとこうしてほしい。ここの部分を考慮してほしい。それを言わなくても察して欲しい。
そうやって、相手の察知能力頼りにする上司も悪いと思いますよ。主張してください。言わなきゃ伝わらんのだから。
反発する理由その2:価値観の押し付けが嫌
「社会人たるもの~」とか「女(男)なんだから~」というお説教が大嫌いな鳥頭です。
「社会人の定義なんか自分でやるっつーの、あんたの定義押しつけんじゃねーよ」といいう本音が反発に変わるパターンですね。
価値観の押し付けは、自分の考え方を大事にしている人ほど反発します。また無茶な押し付けも反発を生みます。
「年収700万以下、身長175センチ以下で、休みの日は家事と育児してくれて、誕生日にはGODIVAフロア買いしてくれて、毎日感謝は欠かさない男以外はダメ男」
「50キロ未満で、Dカップ以上で、誕生日プレゼントがひまわりの種でも嬉しそうに受け取ってくれて、家事も育児も文句を言わず、楽しそうにやってくれる女以外はダメ女」
価値観の押し付けってこれと同じですからね?・・・なんで部下なら許されると思うんですか???(煽)
部下が言うこと聞かないって愚痴る前に自分の発言を見直すことはそんなに難しいんですか。むしろ、価値観を共有しようとして反発食らう程度の信頼しかない自分の人望をもっと気にするべきじゃないですかね??
反発する理由その3:都合のいい部下になりたくない
上司も部下に対して「舐められたくない」と思うかもしれませんが、部下だって「都合のいいサンドバックにされたくない」と思っていますよ。
職場を見回せば、いつも理不尽になじられている人や、仕事を押し付けられている人の一人や二人すぐ見つけられます。日常的に何かのあてつけにされたり、イライラをぶつけられたり。そんな先輩を見ているわけです。
そんな人になりたいかと言われれば、もちろんなりたくないです。誰でもそうでしょう?
仕事を任せられる人、信頼に値する人と言えば聞こえはいいかもしれません。けれど、誰かをさぼらせるために自分は頑張っているわけではないし。誰かのサンドバックになるぐらいなら「親しみやすい人」の称号なんかいりません。
引き受けるべきだと思うことは引き受けますが、安請け合いはするべきじゃないです。新人に「社会の常識だ!」と押し付けることじゃないですか。
でも、だからといって上司から頼まれたことを全部断るほどこちらも根性あるわけじゃないです。断るのが苦手なのは日本人のDNAが原因ですからそれはしゃーない。断りたくないけど、断らなければならない。まあしんどいですよ、悪いことしているわけではないですからね。断っているだけで。
しんどい思いをしたくなければ、主張することは主張して、頼まれやすい立場を回避するしかないんですよね。
下に見られたら終わりなのは、上司でも部下でも一緒なんですよ。
だって、言わなきゃ全部押し付けるじゃん。ああいえばこういうのも正当防衛ですよ。
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部下に反発させない上司の行動とは
管理人は扱いにくい価値観を持った部下です。
でも、その一方でそんな部下をうまく扱う上司がいるのも事実です。うまく扱ってくれる人の下にいるときは「従順な部下」なんて自分でも信じられない評価を受けることもあります。
「言うこと聞かねーな!」と評した上司は信じなかったのですが、本当の話です。
ただ、管理人が心を入れ替えたかといえばそういうわけではなく、単に上司が一枚上手だったのでしょう。自分でもうまいこと扱ってもらえている感があって、非常に仕事が楽しかったのを覚えています。
次に、そういった上司の下にいたときのことを思い出しつつ、彼らの特徴について紹介します。
反発されない上司の特徴その1:ヒヤリングしてくれる
生意気部下をうまく扱う上司はヒヤリングをしっかりやってくれます。
何かしら上司から指示を出すとき、それが現場の状況に沿っていないと反発を招きます。誰しも経験あるのではないでしょうかね、「上は現場を何もわかってない!」って吐き捨てた経験。
自分達の意見を取り入れない、押し付けの指示はこのような事態を引き起こしやすいです。
しかし、予めヒヤリングを受け、それを考慮して出された指示なら勝手が違います。
「現状、こんな問題が作業の中であるよね。これなんとかしたいよね。今この問題が起こったとき、現場ではどんな対応をしてる?現状はどうで、どこが問題点だと考えている??」
そう聞かれたら、嬉々として普段考えている自分の意見をアウトプットできます。
たとえ、自分の出した提案が却下されたとしても、ちゃんと聞いてもらえた上での却下だと考慮されたけどもっといい意見があったのかなと考えることができます。言わば指示の意図を理解しようとします。・・・限界はあるでしょうけどね。
それでも、最初にヒヤリングがあれば、問答無用に押し付けられているとは感じないはずです。
大袈裟ですが、テロリストって自分の意見に耳を傾けさせるために過激な行動をするらしいですよ。だからテロリストに議席を与えたら、ちゃんと意見を出してくれるようです。たとえがアレですが、それと一緒でしょう。口で反抗している分だけまだ部下はかわいいものです。
自分の意見に耳さえ傾けてくれない人間には、部下という括りを超えて、人の慈悲はなくなっていくのでしょう。「よろしいならば戦争だ」っていうふうにね。
反発されない上司の特徴その2:指示が具体的
生意気部下を使いこなす上司は、指示が具体的です。
「もう社会人なんだから、これぐらいはやっておいてよ。気が利かないなあ」みたいな指示の仕方が一番反発を生みます。
「あんたももう社会人なんだから、相手の機転を頼りにせずに具体的に指示出せよ」と啖呵を切った脳内ほんわかぱっぱな鳥頭がいたとかいなかったとか(遠い目)。
「具体的にどうしてほしいか言えよ。部下に依存してんじゃねーよ」ってのが部下の本音です。
だいたい別れるカップルってこういう感じですよね。。「付き合ってるんだからもっと構ってほしかった。でも構ってくれなかった。別れよう」みたいな感じ。最初から「もっと構って」って言わんかい!!どうしてほしいかわからんのに不機嫌オーラ出されても困るつーの!!
「現状把握したいから生産状況わかる資料まとめといて~」とふわっとした指示しか出さないのに、いざ提出したら
「こんなん詳細すぎて上に見せられないよ。部署全体の余時間を把握したいから、もっと全体的なざっくりしたデータがほしかったわけ。そんぐらい察してよ」
・・・じゃあ最初から上に見せるもので、部署全体の余時間を計上した資料がほしいって言えや。って話ですよ。聞かなかった自分も悪いけどさあ。。
うまく扱ってくれる上司は、指示が具体的です。
指示の齟齬を最初から出さないように指示を出します。
価値観をあわせようとするのではなく、行動を合わせるように努力してくれます。
こっちが社会人をどう定義していようが関係なく、思想に踏み込まれることもないので、コンタクト取りまくっても息の詰まる感じはしません。
反発されない上司の特徴その3:指示が理にかなっている
生意気部下をうまく扱う上司は、指示が理にかなっています。目的意識をしっかり持ち、そこからブレることがありません。
気分によって指示や態度がころころ変わる上司だと、そもそも反発するにも値しないと思ってしまうんですよね。こちとら会社に利益を生み出すために仕事をしているのであって、上司のご機嫌取りを生業にした覚えはないですから。
そんな上司に対しては、反発はしないかもしれませんが、言うことも聞かなくなります。論外です。
また言っていることとやっていることが全然違っても反発心を生みます。
こういう人に限ってつべこべ言わずやれって言うんですよ。
生意気部下どんとこい系上司の指示は、目的意識がはっきりしています。そこから気分や人が関与してもブレない安定感があります。指示を聞いても「ああ、この目的ありきの指示なんだな」とわかるって大事なことだと思います。
なんか納得いかねーわって思いながらやる仕事って、完成度に出ますからね。目的がわかっていると、仕事の質も高くなります。
仕事に目的以外のものを持ち込んでしまうと、いろんなところが不安定になります。あとでジムにでも行ってサンドバックボコボコにすればいいから、今はちゃんと仕事しよーぜと部下から思われている時点でアウトです。
まとめ
反発する部下の主張に耳を傾けず「なんかぎゃーぎゃー言ってるわ」で片付けているのにもかかわらず「部下が生意気で・・・」と愚痴るのはお門違いってやつです。
意味わかんないっていう結論を出す前に会話しようぜ。と最近ストレスを貯めまくっている管理人の主張でした。
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