どうも、コミュ障日本代表鳥頭です。
早速ですが、コミュ障に荒療治って有効だと思いますか?
鳥頭も自分のコミュ障をなんとかしたいがためにいろいろ荒療治に挑んだことがあります。
今振り返ってみても、荒療治以外の何物でもないこれらの行動。実際記事にしたのがこれだけですが、リアルではもっといろんなことをやってます。
今日はそんな荒療治のプロ鳥頭が「コミュ障に荒療治は有効か」について考えた結果をお話しますよっと。
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コミュ障を改善する荒療治とは?
まず、コミュ障の荒療治とはどんなものなのでしょうか。
コミュ障は、多かれ少なかれ人と関わることに対して、心理的に負荷を感じることが多いです。ゆえに負荷の根源である人を避ける傾向があります。
コミュ障の荒療治とは、その傾向に抗うように仕向けること。つまり、無理矢理人と関わる機会を設けることです。
リア充・パリピと呼ばれる妖怪達の中に単身突入し、関わりまくれ。そして耐えろ。そんな感じの体育会系な改善方法を荒療治とここでは呼ぶことにします。効率とか戦略とか考えない、当たって砕けろ。誰か骨は拾ってくれ。みたいな強引な手段ばかりです。
「獅子の子落とし」のように、突き落とされてしまったからには、もう這い上がるしかない。そんな状態にまで自分を追い込むことでいろんな発見があります。
そんな強引な手段をとってきて感じたメリットデメリット。これが本日の本題になります。
その前に一つ。コミュ障は基本的に治らないものだと考えています。なので荒療治でできるのは、症状の改善・緩和です。
※これについては別記事で記載予定。
コミュ障を荒療治で緩和するメリット
コミュ障を荒療治で改善を試みるメリットは以下の通りです。
強引な手段が取れる
荒療治によって、後に引けない状況を自分で作ることが出来ます。荒療治って具体的な手段が大体強引ですからね。
例えば、リア充の巣窟なサークルに入ってしまう。そんでもって一年分の部費を払ってしまう。部費払ったとしても辞めるときは辞めるのですが、優柔不断モードになる前に指針を決めて行動に移すことで、入ってからの自分の立ち振る舞いに集中できます。
どうしても!なるべく早くコミュ障を改善したい!そんな人には荒療治で退路を断つことは有効です。
場数を踏める
強制的に人と関わる環境に自分を放り込んだり、人と接する数をノルマとして設定したりできるため、普通に生活しているより場数が踏めます。
管理人がやったのが飛び込み営業でした。コミュ障が飛び込み営業してみた話~適正とか向き不向きよりも大事なことがあるよ~ - 鳥頭奮闘記
ぶっちゃけここまで強引なことする必要はあったのか謎ですが、人と接する回数を強制的に増やすことが出来ました。慣れによってコミュ障が緩和されるイメージですね。
人と接することを回避しがちなコミュ障は、ぐずぐず考えるだけ、言い訳を作り、経験を積むことを避ける傾向があります。対人関係の失敗を恐れて行動できないコミュ障には、荒療治ぐらいが丁度いいのかも。
ノリがわかるようになる
強引な手段でコミュ障をなんとかしようとしていく中で、一番身に付いたのが「ノリ」だと感じます。
サークルのリア充空間に突撃していき、それからのことはその場で考えよう!みたいな後先考えないことをやらかしまくった結果、肌で感じて身に付いたものです。
こればかりは、自分とどれだけ向き合っても、ごちゃごちゃ考えてもわからない部分です。すべては経験の蓄積によって得られるもの。それの最たるものが「ノリ」です。人と付き合う上でのテンションとか、話しやすい空気作りとか、そういったものが荒療治によって得られます。
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コミュ障を荒療治で緩和するデメリット
コミュ障を荒療治で解消を試みるデメリットは以下の通りです。
ストレスがかかる
自分が本音では心の底から嫌だと思っていることを強いているわけだから、やっている最中はストレスがすごいです。
特攻隊員のようにパリピの中に突撃していったものの、全然馴染める気配がなかったときなんて「早くおうち帰りたい。。」って思います。全然自分の興味のない話題で盛り上がってしまったときなんて、如何に気配を消してその場から離れるかしか考えてませんからね。
ストレスとうまく付き合うことが出来ないと、長期的な荒療治は無理かもしれませんね。やる際は、期間とか「こうなったら辞める」みたいな基準をつくるべきかも。
根本の問題が解決できない
管理人のコミュ障の根本は「人が怖い」という感情です。
とにかく人が近くにいるだけで不気味だし、安心できないし、気配があるだけでそわそわしてしまう重度のコミュ障です。
荒療治はそんな根本の問題を解決してくれる手段ではありません。それどころか悪化させることもあります。
「人が怖い」なら「人が怖くないようにどうするか考えていこう」みたいな心臓に優しいアプローチではなく「人が怖い?んなもん気のせいだ!!気のせいじゃなくても気にすんな、死にゃしねーよ!!」というのが荒療治ですからね。。
ゴキブリ嫌いを克服するために、ゴキブリの巣に叩き込まれたらどうなるかをイメージしたらわかりやすいかと思います。
まあそういう細かいケアをイッサイガッサイ無視することもひっくるめて、荒療治というやつなのでしょうけど。
トラウマの一つや二つ抱えながらも、経験によってそれらの恐怖心に勝つこと。荒療治でできるのは根本を解決するものではないということを心に留めておく必要があります。
人に合わせすぎてしまう
荒療治に挑んで一番最初に思ったことは「相槌って思ったより使える」ってことです。
相手に話させることで、自分が話さなくてもいい環境作りもしてくれるし、空気を乱すこともないし。何せ、その方が遥かに楽だったんですよね。荒療治をはじめてすぐは、よく流される傾向だと思います。
けれど、これが癖になってしまうとちょっと頂けないです。人にあわせて頷いて、話の流れを作る。この流れの中では自分の言いたいことをいうことを我慢しがちになるからです。
コミュニケーションは受信と発信、両方を兼ね備えたものです。だからこそ楽な方法に流されるのではなく、バランスよく鍛える必要があるんですよね。こういう深いところはじっくりやるべきことなので、すべて荒療治で網羅してしまおうとするとお粗末な仕上がりになるでしょう。
荒療治は、気付きの宝庫
荒療治によってコミュ障を緩和すること。実際にやってみて、メリットもデメリットも把握しているものの、人にススメられるのかと聞かれたら正直微妙です。
荒療治によって得られたものは多いけど、無理をしてしまい失ったものも多いんじゃないかと思います。正直そのあたりは考えないようにはしているのですが。。
とはいうものの、今までおっかなびっくりな人間関係を構築してきた人に新しい価値観を与えることはできると思います。コミュ障をどうしても改善したい人はやってみてもいいのかなと!
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