みなさんの身近に、口癖のように「ごめんなさい」「すいません」という人はいませんか?
自分に非があるないに関わらず、誰が相手であったとしても謝りまくる人は、自信なくも、天狗にならず慎ましい性格に映ります。些か情けなさは拭えませんが、傲慢な印象の人よりも性格のよさを感じたりもするんですよね。
でもそんな、一見人のいいタイプの人ってちょっと偏った傾向が見受けられます。今日は「すぐ謝る人の心理と特徴」をテーマに記事を書きます。ゆっくりしていってね。
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すぐ謝る人の特徴~自己評価の低さの理由~
一般論ですが、すぐ謝る人の特徴として、幼少期親から愛情を感じずに育ったという背景がある。そう言われています。
子供なりに親の顔色を伺いながらやってきた幼少期。やろうにもできないことが多すぎて、「できない」を人より多くかみ締め辛酸を舐めてきたわけなんですよね。当たり前ですが、自己肯定間感が育たずに「できないこと」に関して過剰な恐怖を示すようになります。その結果、できないことばかりに目を向ける自己評価の低い人間が出来上がってしまいます。
この自己評価の低さが、自分の短所をクローズアップさせてしまい、よけい自己肯定感が育たず、自責の念に常に駆られた状態になってしまいます。その様は環境の被害者といってもいいのかもしれません。
そんな「すぐ謝る人」ですが、人間観察を通じて、他にも似通った傾向があるな~と思ったので、それについて書いていこうと思います。
すぐ謝る人の特徴その1:頑固者
すぐ謝る人の特徴の中に「頑固者」があります。
自信がないのに頑固者?って思われるかもしれません。
自分に自信がある人が「絶対俺の意見は曲げない!」と頑なになるイメージがあると思いますが、すぐ謝る、自信のない人もそれに匹敵するぐらい頑固者だったりするんですよ。
すぐ謝る人は「自分が悪い」という概念に対しては、誰をも上回る執着を見せます。
何があっても「私が悪い」といってしまう人は、それ以上の結論を出そうとしないんですよね。何があっても「私がもう少し気をつけていれば・・・」「私があのときこうしていれば・・・」と自分の行動ばかりを取り上げて、それを譲らない傾向にあります。
「いやいや、今回のはあんた関係ないんちゃうんw」って言うようなことでもガチで凹むあたり、こういうタイプ以外の人となかなかわかりあえないところがあります。
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すぐ謝る人の特徴その2:思考停止しやすい
すぐ謝るタイプの人の性格傾向に「思考停止しやすい」点も挙げられます。
たとえば、恋人に不満がある場合。
もっと連絡して欲しい。もっと構って欲しい。など、相手に要求することがあるのではないかと思います。それを話し合っている状況をイメージしてみてください。
話の内容がシンプルならば問題ないのですが、少々込み入った話になる場合、「なんかよくわからん、けど相手が怒ってるし」みたいな感じで謝罪してしまうパターンです。
「ケンカしたらいつも自分が折れている」という人も要注意です。彼、彼女は謝罪を要求していない案件って結構あるんですよ。ちゃんと価値観を晒しあって折り合いをつけていこうっていう意図で話していたにも関わらず、相手が勝手にごめんなさいモードになるってのは意外とあるパターンです。
「違う!謝ってほしかったわけじゃない!」とかえって怒らせてしまった記憶があれば要注意です。
謝罪というのは一見潔く見えて、歩み寄りの放棄です。自分の責だと認めてしまうことで「何が悪かったのか、これから同じことが起こらないようにどうすればいいのか」という未来の問いを「自分が悪かった」という過去の結論に変えてしまいます。
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あなたがもし、すぐに謝る人ならば、謝罪をする前に考えてみてください。相手は本当に謝罪を期待しているのでしょうか。相手の主張を本当に理解していますか?
理解が及んでいないのなら、それは思考の停止です。相手のことをわかろうと歩み寄ることを放棄する態度ですよ。
すぐ謝る人の特徴その3:自分を変える気がない
すぐ謝る人は「自分を変えようとしない」傾向にあります。
このタイプの人は、自分の過失によって不利益を被った人に対して謝るという思考を持ち合わせてはいません。そうではなくて「自分」という人間の存在を許してほしいと思っているんです。
簡単に言ってしまうと「ごめんなさい、私は人に不利益をもたらしてしまう人間です。でも私は変われないので、これからも迷惑を掛けます。許してください」。こういうことを言いたいがための謝罪なんですよね。
つまり自分がどんな行為をしようが、どれだけそれで不利益をもたらそうが、自分を改める気が一切ありません。そんな自分を受け入れてほしいのだと主張しているに過ぎないのです。何を許して欲しいって、変わらない自分を許してほしいんです。
正直人としてめちゃくちゃ付き合いにくいです。
「いやいや、そうじゃなくてな・・・」と口を出そうものならば「ひどい!こんなに慎ましく謝ってるのに否定された!!」と人格否定にすりかえてしまいます。
「ちがうねん、ここの書類をこう直してほしいだけやねん」と言おうものならば「ひどい!こういう書類を書く私を否定するなんて!!」と無理やりにでも人格否定に持って行きます。ぶっちゃけ会話する気がないだろ。。
すぐに謝る人の特徴まとめ
以上、すぐ謝る人の心理と性格傾向まとめでした。
決して「すぐ謝るひと」を悪意のある人間だとは思いませんし、彼らも環境の被害者です。「すぐ謝る人」になりたくてなっているわけではないのでしょう。
それでもですよ。
- 自己肯定感がない
- 常に自責の念に駆られている
- 「自分のせい」に関しては頑固
- 思考停止しがち
- 変わろうとしない
- すぐに人格否定と受け取る
・・・・・・めんどくせえ。
めんどくせえわ、すぐに謝る人よ。
謝罪なんて四六時中するものじゃなくて、いざというときにキメるから格好よくなるわけよ。本当に謝りたいときのために謝罪はとっとくもので安く売ったらだめ。そんなに他人って人の謝罪を聞きたいわけじゃないし。
同じことで何度も謝れるとかえって鬱陶しいし。だったら再発防止のために具体的な提案してくれたほうが言葉だけの誠意よりも100倍有意義だと思うし。
そもそも、人ってそんなに他人から迷惑被るもんじゃないよ。みんな迷惑掛けあっているわけなんだから「迷惑掛けてごめん」なんていう必要はあんまりないんだよ。その分、人が困ってるとき自分ができる範囲で助けてやれよ。ぺらぺらの謝罪よりずっとそっちの方がいいわ。
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