鳥頭奮闘記

「3歩で忘れる鳥頭」と称された管理人が送る備忘記録。人生って常に修羅場。

【人間関係】大学生活に寂しさを感じる人へ知っておいてほしいこと~大学って友達できないの?~

 

大学って、たくさん人と出会えるチャンスがある場所なのに、友達できない場所だと思うんですよね。どうも鳥頭です。

 

 

友人の弟がこの春、大学に入学したそうです。

偶然にも鳥頭の後輩とのことで、話題にのぼったわけなんですが。「なんかそんなにおもしろくないっぽい・・・」と感触はよくないようです。

大学に入学してから一ヶ月。大学というものへの評価を下すにはまだまだ早いと思う一方で「まあ、順当な意見だろうよ」と思う自分もいます。

 

今回のテーマは「大学を卒業して思う、大学のコミュニティについて」です。先に断っておきますが、鳥頭やその周囲の人の意見を集約してみた結果です。この上ないほどキャンバスライフをエンジョイしている人達もいることは承知しています。この記事の内容も「こんな意見もないことないわなー」ぐらいで目を通して頂ければと思います。

 

大学でできる人間関係とは~単独行動前提の大学生~

大学でできる人間関係ってどんな関係なのでしょうか。

 

まずここでは「高校の人間関係」を比較対象に「大学の人間関係」を論じていくことにします。

 

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高校の人間関係と大学の人間関係。一番の違いはそれを取り巻く空間です。高校までは明確にクラス分けがなされ、授業なんかもずっと一緒に受ける形式になっています。

何もせずとも顔を毎日合わせる面々がいることで、一年で顔と名前とぼんやりしたキャラ設定くらいは理解できるくらいの距離感に人間関係があります。集団行動を前提にして作られた組織です。

 

一方、大学の人間関係には、特定の集団を取り巻く小さな空間がありません。学校という大きな括りの空間はあれど、1コマの授業の時だけ集合し、それ以外は別々の生活を送ります。

専門的な分野を専攻していて、学生数も限られている場合はクラスのようなコミュニティもできることもありますが、その授業が終われば解散です。大教室で行うような授業になるほど、顔と名前を一致させられない人が増えます。でもそれを誰も気にしません。電車で隣に居合わせた人に対して何も思わないのと同じように、自分に関係ないものと捕らえます。大学は、単独行動を前提としています。 

 

図式化するとこんな感じ。

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複数の点が同じ空間に括られている高校生活に対して、大学はそういうものがない。ただの羅点の集まりのような人間関係です。今隣同士の点であっても数時間後には、それを忘れてしまうような淡白な関係。大学の人間関係はいろんな点と隣り合っては別れを繰り返すんですよね。 

 

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大学での人間関係をなぜ「寂しい」「物足りない」と感じるか

 集団行動を前提とした人間関係って、良くも悪くも「次」があります。

一年で解散するまでは、自動的にまた集合する日がやってくる。だからこそ、少し人間関係がうまくいかないときがあっても、修復する機会もちゃんとあります。逆に、完全に崩壊した人間関係の中を、過ごさなければいけないときもあります。

 

多少のことがあっても集団生活が終わるまで、その関係が続きます。集団生活を前提としたコミュニティでいじめが続くのは、こういうところが問題なんですよね。。

 

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一方大学ではその場その場の関係がメインになってきます。「袖振り合うも他生の縁」的なくっつき方をします。

 

大学での人間関係を淡白だと感じる要因は恐らくここです。一年間「次」を積み重ねて、ある程度人を知ることが出来た高校の人間関係とは違い、大学では上辺だけで付き合えます。その分相手のことを知ることができないし、自分を理解してもらうことも難しい。それを「寂しい」と感じるのかもしれませんね。

 

上辺の付き合い方を学ぶ場所。それが大学

大学は淡白な人間関係がたくさんできる場所。

 

社会人になってからその場所を振り返ると「案外ありなんじゃね?」と思います。ありだと感じた理由は、社会人の人間関係に近いものを感じるからです。

 

鳥頭の同期は比較的仲がいいと周りから言われます。入社4年目にもなり、退社した面々も多くいますが、そんな人たちも合わせて時折集合し、どんちゃん騒いでいます。すでに上司になった同期もいますが、壁も特になく、言いたいこともぽんぽん言えて、雑談のように業務改善について話が出来るような、いい距離感で仕事ができています。

 

でも「同期」って「友達」ではないんですよね。

 

どこまでいけば同期で、どこからが友達なのか。明確な線引きはできませんが、会社という枠組みの中にいながらも、お互いに関して不干渉であるからこそ、続いている仲のよさだと思います。

 

休憩が被っても、話しかけたい気分ではないときは一人でいるし逆も然り。それぞれが空気を読みつつ近づかないようにしているからこそ維持されている関係だと思います。

 

個人的にはこれが、社会人の距離感だと感じます。

 

同じ組織に属していても、仲がよくても、超えないラインがある。あえて上辺の付き合いを選択する必要がある。

 

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ほんの少し、大学の人間関係を彷彿させるんですよね。

大学の頃に感じていた空しさがあるとして、だからこそ維持できる距離感ってあるんですよ。このあたりの話はまた別の記事でしたためますね。

 

今の会社は、高校からそのまま新卒で入社した人も多いですが、たまに「あんたは鳥頭の友達か!」と突っ込みたくなる言動があったりします。確かに「友達100人できるかな」の延長にある組織しか知らなければ、自分もそんなノリで人と接している気がします。

 

淡白で上辺だけの人間関係を大学で、形成してきたからこそ、今の距離感が保てるのかなと思います。

 

話を戻すと「大学の人間関係」って「友達」ではない人とうまく付き合っていくためのスキルを身につけるのに最適な仕組みになってるんですよね。

 

大学では「友達」はできないの?

では大学は友達ができない場所なのか。

そう問われれば管理人は「No」と答えます。 

 

大学は確かに高校よりも上辺の人間関係になりがちですが、それが友達ができない理由にはならないと思います。高校よりも規模が大きいだけあって、出会う人の絶対数は多いので、本当に気の合う人を見つけられるチャンスも多いでしょう。個人的にも、大学のときに友達とは、まだ連絡を取り合っています。

 

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問題は「気の合う人」が見つけられるかどうかにかかっています。かといって手当たり次第声を掛けていって、縁を繋ごうとしても「なんだこいつ」とかえって警戒されてしまうでしょう。

 

一番いいのは、一時的に空間を共にするコミュニティに属してしまうことです。

 

以下は気の合う人を見つけたいと感じている人にオススメする、気の合う人を探す方法です。それぞれメリット、デメリットを挙げてみましたのであわせてどうぞ。

 

大学で友達を作るためにするべきこと

寮に入ってみる

管理人の大学では「友達ほしいから寮に入る」って言う人結構いました。

生活空間を共にすることで、より人の内面がよく見えます。ルームメイトとそのまま退寮してからも一緒に暮らした人とかもいました。

 

メリット:生活空間を共にすることで、打ち解けやすくなる。

デメリット:距離感が近すぎて、人間関係が億劫になることもある。

 

生活空間を共にするということは一種の異文化交流だと思います。そういう意味でうまく折り合いをつけていかないとストレスの溜まる結果に。。距離感を大事にして、人を尊重して付き合う必要がありそうですね。 

 

サークル・ゼミに入る

大学生同士でも、社会人サークルでも、他校の交流サークルでもいいのでサークルやゼミに所属してみましょう。個人的にサークルでの友達が長続きしているので、きょうだいにも「サークルは入ったほうがええやで~」とすすめときました。やっぱ自分が楽しいと感じることで選ぶのが一番ですね。

 

メリット:億劫になったらやめられる。

デメリット:サークル毎に雰囲気が違うため、自分にあった場所を探さなければならない。

 

サークルに所属することはローリスクで人と知り合える場所だと思います。合わないと思えばいかないことも可能なので気軽に凸してみましょう。やめても大して気まずくはならないです。気まずくなるとしたら自意識過剰ですよっと。

 

ただし、雰囲気はちゃんと見極める必要があります。ガチサークルとかガチゼミとか言われる団体は部活のような拘束力があります。ゼミの場合は卒業まで絡んでくるので、これはとくにリサーチが必要。 

 

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バイトしてみる

お金を稼ぐ以外でも、縁を繋いでくれるのがバイトです。一時期バイト仲間と死ぬほど遊び回ってた時期が鳥頭にもありました。打ち解けることに関しては難易度は低いと思います。

 

メリット:お金がもらえる。

デメリット:労働を伴う。

 

当たり前ですがバイトといえど働き手として雇われているわけです。友達作りとかよりも優先するべきは仕事であることを忘れないように。

 

SNSで気の合う人を探す

大学という枠組みに囚われなければ、SNSという手もあります。自分の趣味等、好きなことを発信することで、同じ趣味を持った人と交流することができます。いやはやすごい時代だこと。

 

メリット:価値観の近い人が探しやすい。

デメリット:相手の顔が見えない。

 

ヲタ活にてSNSを使用している同期が見て楽しそうだったのでチョイス。相手にする絶対数が格段に多い分、より気の合う人に巡り合うことができるかも。ただし、相手の顔が見えないことが不安かもしれません。コミュ障にはそれぐらいがいいんだけどw

 

 

こんなもんですね。高校であった空間のくくりは完全になくなったわけではなくて、随所にこんな感じで残っています。高校よりもライトな付き合いにはなると思いますが、多くの人に不審者扱いされず知り合える場所だと思います。活用していってくだしあ。

 

「友達」なんていなくても死なない

最後に一言だけ。

 

持論ですが、友達って「いるといないでは、いるほうがいい」みたいなもんじゃないと思っています。だからこそ、無理矢理自分を変えてまで「友達」を求めないこと。これが一番重要なことだと思っています。うん、過去の自分に説教したいぜよ。。

 

自分と合う人がいない場合は孤独をしっかり楽しめる、そんな人間で何が悪い。自分が決めた人としか馴れ合うつもりはないんです。とか地でいくと鳥頭のように職場で問題児扱いされますのでみなさんはご注意をw

 

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