固定資産の問題で難しいのは減価償却が絡む計算です。
・・・いや、めんどくさいだけで難しくはないんだけど、考えるべきことが多いとそれだけ間違うリスクも増えるよねというお話です。
でもでも。問題のパターンは実は限られているのも事実です。
そのパターンを正確に把握したら解ける問題ばかりなので、安心してくだしあ。
今までの復習はこちらからどうぞ。
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中途半端な時期に売却した固定資産の減価償却の方法
簿記の試験問題で、中途半端な時期で売買された固定資産の問題はよく出題されます。この手の問題はだいたい減価償却絡みです。
簿記3級の固定資産は問題出てきた瞬間に「おk、減価償却な」という考え方に飛びついてもらって結構なぐらい減価償却がらみな問題ばっかりです。敵はワンパターンです。安心してください。
まず問題を解く上での前提条件からおさらいしましょう。
基本的に減価償却の計算は、一年に一度決算の時期にまとめてやることになっています。面倒ですしおすし。
ただし、固定資産の売買は決算の時期関係なく行われるもの。そういう場合減価償却はどうなるのでしょうか。
それは固定資産を売買するタイミングで、前の決算日から今までの分だけ減価償却しなければいけません。
例えば、一年で1000円減価償却しなければいけない備品があったとしよう。その備品を決算から6ヶ月で売ってしまったとする。その備品の減価償却はどうなるか。
そう。もっていた期間分だけ減価償却しないといけない。半年所持していたのなら、一年の半分の期間だけ減価償却します。
公式にするとこんな感じ。
この公式に今考えるべき数字を当てはめると。
答え、500円。
分数が出てくんの?無理!みたいな人は公式を無理矢理頭に叩き込もうとするのではなく、「12ヶ月で1000円減価償却しないといけないんだよな、6ヶ月は一年の半分だから1000円を2で割ればいいんだな」みたく、なんでこういう式になるかを考えて理解するほうがいいかも。(算数嫌い克服した鳥頭金言)
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