固定資産仕訳問題を解くステップは三つある。二級になるとちょっとごちゃごちゃしてくるけど、三級はわりと単純な問題が多いイメージなので、さらっと習得しておくが吉なり。
ステップ1:減価償却される合計額を計算する。
取得原価から、残存金額を引いた値段。
ステップ2:一年間で減価償却される額を計算する。
定額法の場合は、ステップ1で出した数字を耐用年数で割ったもの。
ステップ3:仕訳する。
い つ も の 。
やり方としては簡単。だけど、問題文がごちゃごちゃしているので、必要な数字だけを引っ張り出すようにしよう。たまに使わない数字を問題文に混ぜるようなひっかけ問題が出てくるので情報整理しながら読んでいくことがコツ。
問:100,000円で購入した備品を残存金額を取得金額の10%、耐用年数を9年、定額法で減価償却を行う。尚処理は間接法により行うこと。
こんな感じの問題が出たとする。この問題から抜き出さないといけない要素は
・備品
・購入額100,000円
・残存金額が取得金額の10%
・耐用年数9年
・定額法採用
・間接法で処理
こんなもん。
この備品が一年で減価償却される額を計算するとしたら。
ステップ1:減価償却される合計額を計算する。
今回の問題は、取得金額の10%が残存金額。ならば、取得原価の90%が減価償却の対象になるということ。つまり。
100,000×0.9=90,000
90,000円を9年間かけて減価償却していくことになる。
ステップ2:一年間で減価償却される額を計算する。
定額法はここが簡単。ステップ1で求めた減価償却の合計額を年数で割るだけ。
90,000÷9=10,000
一年で10,000円ずつ減価償却していくことになる。
ステップ3:仕訳する。
処理を間接法によって行う必要があるので、使用する勘定科目は「備品減価償却累計額」
定額法さえマスターすれば3級の固定資産の問題は解けるので、ステップを使う練習をしておけばおk
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