鳥頭奮闘記

「3歩で忘れる鳥頭」と称された管理人が送る備忘記録。人生って常に修羅場。

なぜ人は孤独を感じるのか~その気持ち、ほんとに孤独?~

 

勉強がしんどいシリーズ最終版。今回のテーマは孤独。

ぶっちゃけ管理人はプロのぼっちと自称するぐらい単独でふらふらしているタイプなので。今回書く記事は今までやってきた人間観察の結果を踏まえて、孤独を感じる原因と対処法について書いてみた。

 

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孤独の元は「不安」だった

孤独感とは、他の人々と接触、関係、連絡がないことである(wikipediaより引用)。

 

これが孤独の本来の意味。まあ、簿記の勉強中になりえる状況ではないよな。

 世間から切り離されて山奥で一人勉強しているわけではない。自分の周りに簿記受験者がいなくたって同じ試験日を目指して勉強している人は日本全国にいる。ってか意味をそのまま捉え、この状況を満たした者だけが孤独を感じるということであれば日本人はほぼ孤独を感じる資格がないことになる。

だって他人との接触、関係、連絡をなくすって至難の業でしょ。

 

なのにどうして勉強する人は孤独を感じるのか。

 

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それは「孤独感」を生み出した感情が大きく関わっている。物理的、精神的に孤独であると認知することから定義的な『孤独感』が生まれるのに対して、勉強していて感じる「孤独感」を生み出すのは「不安」だ。

 

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この努力は無駄になるかもしれない、今やっていることに対して自信が持てないといった不安を処理するために、自分自身の中ではなく外に行為の理由求める。

 

「みんな勉強しているから自分もやる」これがまさにそう。

今やっている努力の方向性というものは誰しも不安に思う。この先に目的地があるのかはわからない。だけど、誰かが努力をしているということは、それだけ価値のあることだ。だから自分も努力しよう。これが努力の理由になっている。

 

しかし独学で個人的にやっている勉強に関してはそれがない。いつも支えにしていたその光景がない。いつも見えた景色が見えない。いつものように理由が得られない。理由を与えてくれる人がいない。人はそんなときにとてつもなく独りに感じる。

不安を孤独に変えることで、自信のない自分から逃げている。これは心理学用語で「防衛」と呼ばれるものだ。

 

 

こういったプロセスを経て感じる「孤独感」。

この「孤独感」とうまく付き合っていく方法についてだが大きく分けて二種類ある。

・孤独感を解消して孤独を克服する

 ・不安を解決して孤独を絶つ

 

 まずは前者からみていこう。

 

 

カフェ・図書館に出かけてみる~一方的に仲間をつくる~

勉強する場所を変えてみよう。

管理人は基本的に家では芋虫みたいにその辺に転がっている人間である。頑張ることはお外でやることがだらだら人間のモットー。というわけで勉強もよく場所を転々と変えながらやっていた。意外と多いんですよ、独りで勉強している人って。

 

不安感を払拭するためには、自分と同じ勉強を同じ受験日に向かって努力している人を身近におくことが一番だ。しかし、それがいないから「孤独感」を感じる。

ならば代替案として自分の境遇に近い人を探すことだ。カフェとか図書館とかはその宝庫。一人ぐらいはぼっちで勉強に打ち込む人に出会えるはず。

自分だけじゃない、そんな意識さえ芽生えれば不安は消えてくれるので、一方的に仲間を見つけにいきましょう。

 

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・・・この方法はいわば「自分の外に頑張る理由を見つける」ことを肯定した方法だ。個人的には自分の内面に頑張る理由が見つけられないことが悪いとか直すべきだとかは思わない。自己肯定感は「低いし上げなよ」「おk」で上がるものではないと思うので、現状外からの刺激でもなんでも原動力になるんだったらしちゃいなYO!と思っている。

 

ただしこれが根本的解決になっていないことも事実。ここでは不安の種を取り除く方法を紹介していこうと思う。

 

※「モチベーションを上げて不安を払拭する」という方法もひとつの手だけど、これに関しては過去記事で触れており内容が被るため割愛。詳細は以下の記事参照。

www.abaretoriatama.com

 

目標に期限を設ける~自分の進路は自分で決める~

 

「努力の方向があっているのか」という不安には絶対的な解決策は存在しない。

これに関しては何やってもついてくる不安であるし、この不安があるから課題を見つけられたり、解決に向かって努力の量を調整したりといった創意工夫ができるのだ。撲滅すべき不安ではなく、うまく折り合いをつけていくべき不安であるといえる。

 

折り合いをつけるべき手段として「期限を設けること」が有効だ。

自分自身が今この努力をすることに制約を設ける意味がある。つまり「半年だけ簿記に時間を割く」という有限の目標にすることで比重を軽くしているのだ。半年ぐらいなので仮にいらない努力だったと本人が認めることになったとしても「まあでも半年だけで済んだし」と開き直るための材料となる。

 

 

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ポイントは自分で自分を肯定すること。不安を感じやすい人、独りでいられない人といいうのは自己肯定感が薄い。

だから条件や制約を付ける事で自分自身の理由を作ることだ。半年という限定期間でこの方向性で進んでみる。ミスったとしても半年ぐらいのことだからやってみよう。そうやって自分の方向性を解決する。そして途中で迷わない。悩むも悔やむも半年後にまとめてやる。そんな気持ちで前に進むことを選択する。

とりあえず進むと決めたことを守り、それをやりきることで自己肯定感は育っていくのだ。その第一歩として小さな制約の中で課題クリアを目指してみてはどうだろうか。

 

協力者をつくる~言語化が問題解決の第一歩~

 もう一つの方法として。相談できる人を探してください。

これはほんと「そういう人が誰もいないから孤独感感じてるわけでしょ馬鹿なの死ぬの」と罵られそうでビクビクしてるんだが。

これに関しては現在進行形で資格取得のために勉強に励んでいる人ではない方がいい。過去に合格した先輩にあたる人を対象に相談できそうな人をピックアップする。もっと言ってしまえば、簿記勉強してなくてもいいので、面倒見のいいタイプの人がいればいい。その人に進捗度だとかわからないことなんかをちまちま報告しにいくという習慣を作る。

 

管理人の場合はこのブログでも何度か登場している上司(犠牲者)である。参考書選んでもらったり、過去問解いて点数がのびたくんといい勝負してると嘆いたり、解答見てもぐぐってもさっぱりわからない問題を仕事終わりの居残り特訓と評して付き合ってもらったりと、ほんとこの上司には一生頭が上がらない世話になりっぷりである。

なお本人は「これは鳥頭ちゃんが頑張ったからだぜ気にすんな」と言ってくれるので管理人の頭は鉄アレイの穂を持つ稲のように地面に突き刺さってから久しい。

ちなみに登場しているもう一人の上司(胃痛)も連載中の漫画の新刊だのCDだの異動してからもデリバリーしてくれたりと何かと人の世話になることがとても多い故に人間関係にはほんとに感謝することしかない。今度お墓参り行ったら死者蘇生のカードお供えしてこようそうしよう。

 

話が逸れた。

 

目的は不安をアウトプットできる人がいること。人に話すことで自分の不安というのが明確になり「わけわからん大きな不安」と捉えていたものが言葉に置き換えられる状態になる。

不安を不安として正しく認知することで「孤独感」に変わることを防ぐ。これは今抱えている不安に対して正しくアプローチすることができるということでもある。

勉強量が足りているか、進捗に遅れはないか。・・・不安を解きほぐしてみたら意外にもぐぐったら出てきそうな形になること多いよね。

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人に話すことで、そこから助言がもらえたり、別の視点から感じたことを言ってもらったりと視野が狭く周りが見えなくなることも防げる。

 

「孤独感」という感情になってしまえば、解決も感情を満たすことでしかできなくなる。ただし感情になる前に自分の課題と向き合うことができれば、それは具体的な方法で解決できる。問題は難易度低いうちに解決してしまおうというわけです。

 

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