簿記2級の範囲の売買目的有価証券の問題の出題率は高いらしい。
それなりに理解が難しく、勉強したかしていないか浮き彫りになる箇所であり、問題の出し方も多彩だからではないかというのが理由かと思われる。簿記3級と比較して2級の内容がややこしくなっているのも一員ではなかろうか。
3級では、さらっと理解できた公社債の問題は2級になるとウルトラめんどうになる。
・・・ここ最近、めんどうしか言っていないことを顧みて、自分の省エネスタイルがここまで波及してきたことに対して些かの恐怖を覚える本日の鳥頭です。
過去記事にて、株式と公社債、もとい売買目的有価証券は売買されるよという「んなもん読めばわかるわ」というような解説をした。そこで自分が購入した金額(または時価)と売った金額を比較して、その差額が「有価証券売却益」「有価証券売却損」になるんだわな。これが3級の範囲。単に足し算と引き算の問題さね。
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これが2級ではどうなんのかというと、掛け算、割り算まで出てくる小学校の算数オールラウンダーに変身する。小学校の算数で割合の単元に見事に引っかかってから、算数嫌いになった勢よ恐怖するがいい!!(ブーメラン)
さて。具体的に2級の公社債はどんな風に扱われるかというところをみていく。買った日付から売った日付までの利子はいくらかな?という計算が入ってくるのが3級との相違点。
例えば、1月1日から6月30日までの半年間だけ保有していた公社債を誰かに売ったとすると、自分がもらえる利子はその期間分。問題文に指定があるけど、これが日割りの計算ならば
1月 31日
2月 28日(4の倍数の年なら29日)
3月 31日
4月 30日
5月 31日
6月 30日
この年がうるう年ではないならば、31+28+31+30+31+30=181日分の利子が入るから181/365に年利を掛ける。
持っていた公社債が年利5%の公社債を1000円分ならば一年間保有していた際の利子は1000*0.05=50円。これに181/365をかけたら24.75円。これがもらえる利子。つまり、「有価証券利息」は24.75円分。
・・・めんどくさい(めんどくさい)
大して計算はややこしくないんだけど、存在がめんどくさい(大事なことなので3回言いました)
解き方については後半記事でkwskやっていくのでここでは「2級の公社債は控えめに言ってめんどう。大袈裟に言うと省エネ人間殺し」だということがわかれば問題ない(問題ないとは)
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