春だからか、最近散歩が捗る管理人です。いい季節になったモンですね。
動きやすくなったこの季節。お出掛けへの意欲もマシマシではないかと思います。しかし、意欲と裏腹に時間がないし、お金もないし。となんかのCMソング的な状況に陥っている人もいるんじゃないでしょうか。
そんな方々にオススメなのが「つくし採り」。近場で、それほど時間もかけずにゆっくり楽しめます。何もすることがない休日にぴったりだと思います。
今回は植物図鑑を読んで意識が高くなった管理人が、春の味覚・つくしの採りかたから食べ方までを伝授する記事です。ゆっくりしていってね。
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つくしを採る上で知っておきたい最低限の知識
つくしとはスギナと呼ばれる植物の胞子茎です。幼稚園児に「春の絵書いてー」というと10人に7人ぐらいが書いてくる気がするアレです。漢字で書くと「土筆」。初めて知った。。
食用としても用いられます。
ただし微細ながら毒性もあります。多量摂取することは奨励しません。
20年以上つくしを食べてきて、ようやっと毒性あること知ったぜよ。。
調べてみるに、毒素もごくわずかな量のため、年に1~2回程度の摂取では問題ないようです。管理人の場合小学生の頃は一年に7~8回食べていた記憶があるんですが、特に不調を覚えたことはなかったと思います。過敏になる必要はないのかな、という印象を受けます。
とはいっても個人差はあると思うので、なんか変だと思ったら食べるのをやめて、お医者さんにかかりましょう。管理人とのお約束ですよ。
つくしを採る場所は?手を出さないほうがいい場所2選
つくしは湿気を含み、かつ日当たりのいい場所に集まって生えている傾向があります。土手だったり、道端だったり、たんぼの畦だったり。至るところで見かけることが出来ます。
今回は食用ということで、とる場所の選定をしっかり行う必要があります。以下の場所に生えているつくしは取らないようにしましょう。
1、人通りの多い道端。
特に犬の散歩コースになってそうな場所はやめたほうがいいと思います。理想は人が普通に生活していたら通らないような土手の斜面とかです。
2、畑、田んぼの畦。
除草剤が撒かれている可能性があります。自分の家の畑など、除草剤が撒かれていないことを明確に確認できる場合を除き、畑やたんぼの周辺は採取しないようにしてください。
あと当たり前だけど、私有地は入ってはいけませんよ。もし目ぼしいところがあるなら、地主さんに了承をとりましょうね。まあ常識か。
管理人が穴場にしているつくしスポットはこんなところです。
道路から1m強幅のある溝を飛び越えた先の急な土手の中腹ぐらいにつくしゾーンがありました。初年度見つけたつくしスポットは次の年でも穴場なことが多いです。去年からこの場所はお世話になっています。
休日の昼間とはいえ、アラサー女がひとり、普通に生きていたら歩かないような土手の斜面で黙々とつくしを取っている様子ってよくよく考えれば通報案件ですね。
時間がなければ夜にでも取りに行くかーとか思ってたけど、それこそ職質案件不可避だな。自重してほんとよかった。
つくしを採るために必要な準備~Qそんな装備で大丈夫か。A大丈夫じゃない問題だ~
つくしを取りにいく際は、当たり前ですが動きやすい服装を選択しましょう。
管理人のように土手に張り付いて採るようなことはしなくても、ちょっとしたことで汚れます。気になる人は軍手を持って行ってもいいかもしれません。
日焼け止めは必須です。
正直なめてた管理人です。一時間半のつくし採取だけで、結構こんがりしてしまいます。春のやわらかい陽気ってすてき~とゆるい頭で出て行った自分に説教したい。
ビニール袋は複数持って行きましょう。
あっても荷物にならないですが、なくては困ります。必ず三つくらい持っていきましょう。
つくしの選び方
つくしを取る際は、長くてはかまの少ないものを選んで取るようにしましょう。
はかまっていうのはつくしの茎の部分についているギザギザのことです。
はかまの部分は調理前の下処理で外してしまいます。短くてはかまの多いつくしは下処理が面倒なので取らないようにしましょう。
あとは頭頂の帽子っぽい部分。これが開いている状態のものを取りましょう。開いていない帽子は花粉が大量に入っています。食べられないことはないですが、洗うのが面倒になるのでなるべく避けましょう。
花粉を放出したあとの帽子は問題なく食べられます。個人的にはつくしの部位の中で一番味が染み込みやすくておいしい部分だと思います。
長くてはかまが短いものを取り付くしたと思ったら次のスポットへ移りましょう。移動をめんどくさがって、短くてはかまの多いつくしを採ってしまった場合、下処理で泣きを見ます(遠い目)
つくしの下処理の方法
ある程度採れたら早速下処理に掛かります。
家に持ち帰ってやってもいいですが、家が汚れたり散らかったりするのはめんどくさいですよね。そんな人は外でやってしまいましょう。理想は自分の家の庭。もしそれが無理な場合は、はかまがうっかり散らかっても怒られない場所を選びましょう。もちろんですが、公共の場は汚さないようにきれいに使ってくださいね。
管理人は年がら年中落ち葉が積もりっぱなしの神社が近所にあったので、そこでやりました。
こんな感じになります。
とったはかまや、処理の終わったつくしは持参したビニール袋にぽいぽい放り込んでいきます。
だいたい取るのに掛かった時間の二倍ぐらいを要します。はかまをとりつつも「なんでこんなに取っちゃったのか」と後悔するのはもはやお約束です。
作業していると爪の間に緑の粉が入ります。これはつくしの灰汁らしいです。手袋で出来る作業ではないので、潔く諦めて爪を汚したほうがいいでしょう。人生と爪は諦めが肝心です。 どうしても爪を汚したくない場合は誰かにやってもらいましょう。管理人、自給2,000円でなら引き受けてやんよ!
つくしの卵とじ
はかまがとれたら下処理は完成です。調理する前につくしを念入りに洗います。
毎年つくしを食べているとこの段階でおいしく見えてきます。大丈夫か管理人の脳。
個人的につくし料理で一番好きな卵とじを紹介します。
材料
卵:2~3個ぐらい
つくし:取った分だけ
醤油:ちょっと
塩:ちょっと
こしょう:ちょっと
めんつゆ:ちょっと
熱したフライパンにサラダ油をしいて、つくしを炒めて味付けします。ちょっとしんなりしたところに溶き卵を流し入れたら完成です。
・・・こんな適当なレシピ紹介が今まであっただろうか、いやn(反語)
まあ適当でもなんとかなってくれます。つくし万歳。ノリ的にもやし炒めをつくるのと同じノリで調理していけば問題ないです。
・・・おいしい(至高)
これぞ春の味です。。春の野菜にありがちな苦味はほとんどありません。しっかりとした歯ごたえと、やさしい春の味。あぁ、春なんだなーと思わされます。
食べるまでの所要時間はだいたい二時間半。
採取に20分、下処理に60分。つくしマスターと言えど、一人だとこれぐらいですね。だいたい三食分ぐらい作りました。休日で家族でわいわいやりつつ、こんな暇つぶしもおもしろいと思いますよ!ためしてみてねっと!
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